今日は フリーデイ
取り上げられていた 一つの例
アルツハイマー病で 息子さんも自宅も解る方が
何度も行方不明騒ぎを起こしていた例です
「息子はとっても優しい息子です」と繰り返しながら
「その息子に怒られる。びっくりする。私が悪いことをして・・・好いてくれないんだ」
息子さんは「何も言わずに外に出るのだけはやめてほしいんだ」
この場合
「お母さんの唯一の頼りはあなたです。怒られて居場所がなくなってしまい
徘徊されるんではないでしょうか?」 との助言です
確かに これも一つの見方でしょうし 一つの対応の仕方でしょう
でも 徘徊の原因は もっと複雑で深いものではないでしょうか
認知症の進行度合いにもよりますが上記の例でも
息子さんに怒られるだけでは無いような気がします
頼りにしている息子が ふと気が付いた時
その場に居ない事による不安や寂しさに耐えられず
一旦芽生えた 不安や寂しさは 一瞬の間に増幅して
探し求めて 家を出てしまう事や
呼びかけたときに 返事をしなかったり
つい いい加減な返事をしたり
することが 怒られたに繋がる事もあるでしょう
又 一瞬頭に浮かんだ 何かによって
外に出てしまうこともあるでしょう
認知症の人の 不安や寂しさをやわらげ 解消してあげることは
一朝一夕では出来る事では有りません
とくに まだらの状態のころは
本人の状態をよく観察して 正常な状態と スイッチが入った状態を
見極めながら 時に離れたり 側に寄り添ったり
又 時には 一日中 一時も離れず トイレに行く事さえ我慢して
話相手をしたり 肩や腰を優しくたたいたり 優しくなでたり
寄り添う側は 一瞬の気も抜くことのない日々にさえ
耐えていかなければなりません
それでも 徘徊が治まる保証はどこにもありません
我が家の場合は
介護する側が たまたま 介護に専念できる環境にあった事と
それなりの苦労はしましたが
婆が「大好き大好き」とまで言うように為り
全面的に信頼して 何事も頼るようになり
出かけたい時も 一緒に行ってほしいと思うようになり
一人で出かける事が(徘徊)治まったのでしょう
一人で出かけなくなってからでも
一人にする時間を出来限り少なくして(徐々に間隔を延ばしましたが)
毎日毎日 安心する様に声をかけ さすったり ハグしたり しながら
動ける間は 気の抜くことが出来ない生活が続いたんですから
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