NHKスペシャル


漂流する高齢者を見た感想をもう一つ


住まいの環境は 大都会と地方の田舎町との差があり


年代もちょびっとだけ上の世代だけれど・・・


率直に言って 明日の我が身を見ている気分


定年退職して サア 第二の人生・・・って考えもしなかった


夢想はしたけどね


婆の介護で明け暮れて 


婆の体の丈夫さから見ると まだまだ先は長そう


婆がいる限り 死ぬことも ボケることも出来ない と


叱咤激励してきたけれど 正直 少々疲れてきたね


愚痴を言ってる場合じゃなかった 


感想だった


老老介護や 一人暮らしの 認知症が疑われる高齢者を


包括の職員が訪問して 介護サービスを受けるよう説得している


認知症って 説得できないんじゃなかったっけ?


説得に応じないから 現状が正しく理解できていないから


病識が無いようなこと言ってましたね


私 少し違った見方をしていましたね


確かにね 認知症と自覚しているかは 疑問がありますが


自分が 何かおかしい変だとは 思っていると思う


それを認めることは 怖いし 認めたくない気持ちにすがっているんだと思う


認定を受けて サービスを利用することは


自分が人の世話にならなければならないほど ボケていることを認めること


ボケていることを認め 生きていく怖さや


自分がまだまだ大丈夫だと信じたい・・・


気持ちにすがって いるんだと思う



私も 正直なところ


婆の介護が始まった頃は 毎年脳ドックを受けて


大丈夫だと確認したい気持ちが優っていたけれど


介護生活が続いて行くと 診断を受ける怖さがましていきます


これは 高齢なったと言う一面もありますが


体の不調に対して 若い頃は 一時的事として 考え


40・50・60 と年を重ねるごとに


ガンや高血圧・糖尿病等を意識するようになり


「もし癌だったら?」などの 恐怖心が増していくことと 同じことです


若ければ 打ち消す気持ちがまさり


高齢になればなるほど 不安な気持ちが勝ってきます


不安な気持ちが増す中で 他人から声をかけられれば


まだ大丈夫だと 強がることも ごく自然なことです


人は 強さと弱さを併せ持ち 


すがりたくない気持ちと すがりたい気持ちを併せ持ち


善と悪を併せ持ち


矛盾だらけの世の中で 矛盾だらけの気持ちを


どこかで 折り合いをつけて 生きていく


生まれた瞬間から 命尽きるまで


またまた 余談が多くなってしまった


多分 介護をしていない方の多くは 気にもしていないでしょうが


日本全国どこでも 誰にでも起きうること


たまたま 家族介護が必要になったからには


実際に将来どのようになっていくかは わからないけれど


人ごとと捉えず 考え続けなければいけない事です



例え結論は見つけられなくってもね




 最後まで読んで下さって有難うございます

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