またまた日にちが空いてしまいましたが


先回の特養の件に続いて ‘そんなもんや‘の第二弾です


先日 ボランティアリーダーの方と話す機会が有って


その方が 「徘徊は収まることはない 脳が破壊されているんだから」


と 宣うていました


徘徊のある認知症介護家族にとって


それではすみません 収まらなかったらエライこってす


徘徊が有ると 介護サービス利用も制限されてしまいますし


先般の賠償問題もそうですが 


認知症介護家族は 非常に大きなリスクを背負うことになります



我が家のささやかな経験から考えると


我が家の場合は たまたま ほんにたまたま


婆に症状が酷くなった頃に 


私が退職という ラッキー?に恵まれた


周徊で有ったことも ラッキーだったから


探す範囲が ある程度限定されますからね


なんとか 重大問題にならずに済みました



本格的に介護サービスを利用するようになったのは


最悪の時期を脱して ある程度穏やかになってからでしたが


それでも ショウト利用で調査したところ


「徘徊が有リます」の一言で 断られました


現在利用しているショウトステイも


徘徊を理由に 個室対応となりました


そしてね 周徊が激しかった頃 探している時はね


結構ブラックな考えが浮かんでばかりでしたよ


用水に落ちて流されて死んでいてくれとか


車に轢かれて 死んでくれ とかね


ブラックな考えが浮かんでも 姿が見えるとホットしたことは数知れず・・・


それと もう一つ 徘徊中は 時として火事場の馬鹿力が発揮されるんですよ


右足が膝関節変形症で痛みがあった婆でも


とても乗り越えられないような深さの


側溝の中に降りて登って 乗り越えて 


私が急ぎ足で追いかけても 追いつけない速度で歩いていましたからね


そんな時に 家族が声をかけようもんなら


更に エスカレートするから 


見守って 好きにさせる意外方法はなかったね


幸いっていうか たまたまっていうか


常に見守ることができ 頭をくっつけて昼寝をしながら


足や手をさすって を繰り返していたら


依頼心が芽生え 一緒に行って欲しい気持ちが芽生えてきたから


なんとか 収めることができましたよ



そりゃぁね 


時々 (行方不明者を探しています」って放送があることを考えると


徘徊を収めることは 一筋縄では行かないと思うよ


だけどね 何らかの方法で


例えば


薬を使ったり ケアで対応したり


時には閉じ込めたり

(閉じ込めることはより状態を悪くすると分かっていてもせざるを得ないこともあるよ)


収めないことには どうにもならないんだよね


人によって 受け取り方 感じ方は違うと思うけれど


傾聴ボランティアなどもされている方でも この程度の認識


地域で支える・・・を全否定するわけではないけれど


現実は こんなもんよ って 話でした



ある認知症介護者の言葉


「今は 動けなくなったから 随分楽になった」




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