今日の一言
「そらどうもすみません」
昨日午後、婆の実弟、およそ二年はんぶりの来宅
婆も在所(実弟宅)には、二年前に訪れただけで、久しぶりの再会でした。
実弟も高齢であり、いろいろ病気を抱えていて、顔の印象も変わり、
私が「ばあちゃんの弟だよ」と声をかけても、
「うそやー」と全く認識できませんでした。
名前を言っても、表情が怖い印象に変わっていて、
信じられない様子で、むしろ私に助けを求めるような感じ。
そんなことがあったせいか?
今朝の婆は絶不調
第一声は「もりが」
「森に行っておったんか」
「うん」
「もりからは帰ってきたから大丈夫だよ」
「そうかあ?」
「俺がここにいるやろ、一緒にいるから大丈夫だよ」というと、
「そらどうもすみません」
「どういたしまして、もう大丈夫だよ」と声をかけながら
ハグして背中をなでていても、きつく抱きついて離そうとしません。
「大丈夫一緒にいるから」「ちゃんとまもってあげるから」と
何回も声をかけたり、背中をさすったりしていましたが、
恐怖心なのか?若干震えも有り中々落ち着きませんでした。
30分近くなだめて、ようやく落ち着きました。
その後は、何回も何回も「ありがとう)を言いましたから、
婆の中ではよほど怖い思いがあったのでしょうね。
実家近くに森のような藪があったことが断片的に思い出され、
普段見たことのない人が二人(実弟と甥)を見たことが
怖い印象となって残ったのでしょう。
デイの日も、送迎の人が変わると、非常に怖がることがありますから、
婆の印象の中で、怖い人と優しい人が区別されていて、
別の人が関わったり、少し環境が変わっただけで、
精神的に不安定になるのでしょう。
お迎えの時間に間に合うか?と
ちょっと焦りましたが、
なんとか無事に出発してくれました。
出発時には元気を取り戻していましたから、
多分大丈夫でしょう。
それだけ認知症も進み、
精神の糸も細くなっているのでしょうね。
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