今の世は
日進月歩ならぬ日進日歩のようなスピードで、
技術が進歩して、便利ってイヤア便利な世の中、
住宅や公共施設もバリアフリーが多くなって、
生活の中での筋トレができなくなってきました。
我が家も立て替えて5年、
旧宅は古い家を現在のところに移築した家で、
すきま風はあるわ、建具の立て付けは悪いわ、
住みにくい家でした。
建て替えにあたり、バリアフリーも考慮しましたが、
余りバリアフリーもどうかと思い、
多少は段差のある家にしたのですが、
今日、戸車の動きが悪く、修理をして、修理後のとの軽さに、
こんなことを考えてしまいました。
昔は、上がり端も高いし、家の中は敷居の段差があって、
戸の立て付けも悪くて、
嫌がおうでも足を上げ、力を使って戸を開けて、
何処へ行くのも徒歩が基本、
意識しなくっても筋力トレーニングをしていました。
技術の進歩を否定するわけではないけれど、
進歩すれば進歩するほど、体を使わなくなって、
意識しないと筋力も衰え、体力も衰えていきます.。
婆の日常を見ていると、
認知症が進み、老化が進むに従って、高い段差の上り下りが、
少しづつむつかしくなってはいますが
一律段差がなければ良いって言うもんでもない・・・と思います。
一センチ以下の段差ではよく躓きますが、
2~3センチの段差は認識できて、足を上げます。
5センチ以上となると『よっこらしょ』となります。
バリアフリーの考え方も、
ただ、段差をなくして、真っ平らにして、
危険を避けようとするのではなく、
日常生活の中で、『頑張る』気持ちを、
少しでも持ち続けられるようにすることの方が、
より大切なことではないでしょうか?
たかが、戸車の修理で、
ふと思いました。
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