今日はデイの日です。
台風接近ということで、
いつもより一時間少々早い帰宅、
帰宅時は雨もマア小降りで助かりました。
台風って言うと、私の場合はやはり伊勢湾台風を思い出します。
昭和34年9月26日夜、和歌山県潮岬に上陸、
伊勢湾では満潮と重なり潮位が5メートル以上も上昇し、
防潮堤を乗り越え、沿岸部に多大な被害を及ぼし、
死者5000名を超える戦後最大の被害を出した台風です。
当時、私は尾西市(現在は一宮市)の紡績会社で働いていて、
深夜勤番で、丁度上陸したころに出勤、
いつも通りの業務をこなしていると、突然停電し真っ暗、
工場の窓ガラスが割れ、硫酸の瓶が割れ、臭いのたちこめる中、
機械の下にもぐって、ただひたすら通りすぎるのを待っていました。
翌朝およそ4階建て位の高さの木造の工場が崩壊、
寮もガラスは割れ水浸し、
停電で、水道もなく食事さえなしで工場の復旧作業、
工場の完全復旧にはおよそ3週間ほどかかりました。
その間電気部の人たちは不眠不休の復旧作業でした。
台風通過約一カ月後に、工場の慰安旅行で、
国道一号線を通ったのですが、伊勢湾沿岸の市街地は浸水したまま、
災害復旧のため一号線はドラム缶工法で仮復旧してありましたが、
路面の下10センチ位のところは一面の海、
被害の大きさと同時に、仮復旧の早さにも驚いた記憶があります。
その後、この地方では台風って言うと伊勢湾台風の記憶から、
早め早めの備えがあり被害も少なくなってきたように思います。
ドラム缶工法?????ですよね。
ドラム缶工法とは=ドラム缶に砂(水かも?)を詰め密閉して、
道路の両側に隙間なく並べ、その間に土砂を入れて道路にしたものです。
少しでも早く仮復旧するための考えられた工法で、
現在ほど重機が普及していなかった当時としては、
画期的な工法でした。
昔は台風は秋が殆んどで、
梅雨時に台風が上陸することは少なかったように思います。
梅雨時の台風は大雨の被害、土砂崩れなどの被害が多くなります。
被害の予想される地域の方々は、少しでも早く備えてくださいね。
我家は?
洪水、土砂崩れの心配は有りません。
風には備えます。
少しでも被害の少ないことを祈ります。
ランキングに参加しています。
ポチっとしてして頂ければ嬉しいです。