婆の専属介護人となってから、
普段考えることは、どうしても認知症について考えてしまいます。
婆の介護とか、自分の老後とか考えながら、
色々情報を検索していることが多くなっています。
認知症以外にも、高齢者の生活習慣病は、
その病の多くは治癒することなく、
どの様にして病と付き合っていくかが大切になってきます。
特に認知症に成ると、本人だけでなく、家族にも多くの負担がかかり、
介護で介護者が疲弊してしまうと、
生活そのものが成り立たなくなると同時に、
介護者が、精神的に追い詰められ、
虐待・時には悲しい事件となってしまうこともあります。
いろんな情報が有る中で、
認知症介護に向き合うために参考となる記事がありました。
一般的に病や怪我は、治癒を目的に治療をするのですが、
ごく一部病を除き、認知症の原因となる病は、
末期がんと同じで治ることはありません。
家族が、末期がんに成ると、残り少ない人生を、苦痛のない様、
本人の望みを認め、少しでも穏やかに
暮らせるよう努力されると思います。(養父が末期がんでした)
認知症の場合は、全く先が見えないこと。
見当識障害・判断力の低下が著しく、
正常な判断が出来ないことにより、
問題行動が多く発生して、
その対応が困難なことが、決定的に違う事です。
認知症介護で大切なことは、
治す
原因となる病は、絶対治らないと認識すること、
(諦めることではありません)
(一旦死滅した脳細胞が再生されることはないのですから)、
癒す
そのうえで、
いかに穏やかに、出来る限り普通の生活が送れるかを考えること。
そのために、薬の調整、サプリメントの使用、ケアの手段方法を考え、
それらを、適切に組み合わせてこそ、
穏やかに過ごすことが可能なように思います。
薬の調整、サプリメントの使用をしたから、穏やかになると、
期待しても間違いだと思います。
どの様に接するか、どの様にケアするかが、
もっとも重要な要素に成るような気がします。
我家は、認知症治療薬、サプリメント等一切使用していません。
ひたすら、接し方と、ケアのみで平穏な日々を送っています。
穏やかな日々を送れるようになると、意思の疎通もできるようになり、
婆から感謝の言葉も出るようになり、
人を思いやる言葉も出るようになります。
婆は、長谷川式テストの点数は
おそらく0点、良くって1~2点でしょう。
CT・MRIの診断も不可能です。
認知症に成る前の親子関係も、最悪に近い状態でした。
それでも、それなりの生活維持は可能なのですから。
正直、老々介護ですから先の事は分りません。
今の状態を少しでも長く維持して、穏やかに過ごし、
穏やかに、看送れればと願う日々です。
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