婆が、認知症になった当時は、


少なからず、認知症の介護を経験なさった方々からの情報しかなく、


人にもよりますが、80歳以上の方の多くは、何かしらボケのような症状があり、


病的な認知症は、アルツハイマー、脳梗塞によるもの、


老人性認知症程度の認識しかありませんでした。


その主な症状は、徘徊、暴言暴力、金取られ妄想、弄便、異食等


相当な覚悟を持っていても、耐えられなくなり、


介護放棄に繋がるような情報のみでした。


当初は、婆の元気なころの、性格を考えると、悲観的な事ばかりでした。


私達のすることすべてが気に入らず、


庭の草一本引いても気に入らなく、


爺が亡くなってからは、さらにひどくなり、常識など一切通じず、


少しでも気に入らないことがあると、


二言目には、


「ここは、私の家やで、気に入らんなら出ていけ」と言っていました。


勿論、私達の言うこと、することは、全部否定し、


娘や、孫に対して、愛情のかけらもない婆でした。


そんな婆でしたから、壮絶な介護に成ることを覚悟していました。


それが今では、


訳も分からず言っているのかもしれませんが


「世話になってすまんな」


「monkeyさんのお陰や」


「ありがとう」等、感謝の言葉をよく言うようになりました。


皆様の、ブログを拝見していると


認知症介護にご苦労なさっている方々が多く、


申し訳ないような気がしますが、


妻と二人で、婆が認知症に成って良かった事もある、


婆が正気だったらこんなに穏やかに暮らしていられないだろうと


話し合うことがあります。


主治医の先生は、認知症に詳しくなく、


老人性の認知症との診断で、


婆が明るいから良いと、言っておられますが、


私達もとても不思議な気がします。


ブログを始めて、特に最近認知症関連のサイトを訪問して


前頭側頭葉型による認知症の特徴に


(多幸的になる場合もある)事を知りました。


婆の、いろいろな症状を見ますと、


前頭側頭葉型、レビー小体型、アルツハイマーの三種混合かと推測されます。


この先は、どうなって行くのか分りませんが


穏やかな生活が送れている、今は、



これ以上医師の診断を仰ごうと思いません。


只、最初に覚悟した事を忘れない様、


今の状態を保持するよう、無理のない程度努力し


最悪の状態に成っても、落ち着いて対処できればと思っています。


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