★池江厩舎★

■京都9R △リグヴェーダ(2人16着)
・ゴールドアリュールやゴールスキーの弟で、ダートに替わることに違和感はない。しかし、「ダートでは叩いて成績を残す厩舎」「前走の芝レースの内容が悪すぎる」「主戦の岩田騎手に依頼していない」の3点から、ここが勝負とは感じられない。
岩田騎手は同厩のサトノアラジンのために関東遠征しているので、ここに乗れないことは元から把握していたはず。出走レースの調整はいくらでもできたのでは。

■京都10R ◎マウントシャスタ(2人9着)
・怪我をしたわけではなさそうだが、1年間休養していた。復帰初戦に選んできたのは2戦2勝の京都芝1800mで、厩舎の思惑を感じる。鞍上のベリー騎手は同厩のトゥザグローリーにも騎乗するが、能力や今後の期待値を考えると、この馬のために遠征してきたとも考えられる。その可能性を信じて◎に。

■京都11R △トレイルブレイザー(9人11着)
・池江厩舎の芝重賞得意パターンは、2~3か月の休み明け。この馬は4か月休んでいるのでちょっと休みすぎ。同厩馬の使い分けのために1月の出走を控えてここに回ってきたようだ。実績あるコースで色気はあるかもしれないが、5着がやっとだろう。

■京都11R ×トゥザグローリー(7人8着)
・池江厩舎の芝重賞得意パターンは、2~3か月の休み明け。この馬は休み明けから6戦目。近2走をルメール騎手で凡走していることからも、ここはなかなか厳しい。

■小倉2R △ステーキ(2人6着)
・裏開催のダートでは定番の川須騎手騎乗馬。裏開催では川須騎手に乗せることが多いが、勝つのは継続騎乗してきたとき。従ってここは5着で優先出走権を確保し、再来週が勝負ということになる。
ちなみに、小倉開幕週に使わなかったのは、入厩後10日の出走制限に引っかかっていたから。


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★角居厩舎★

■京都5R △エアマチュール(4人9着)
・角居厩舎は、夏・秋の新馬戦が勝負レース。冬場の新馬戦には力を入れていない。また、ノーザンファーム産の馬は新馬戦から勝負するが、社台ファームの馬は2走目以降が勝負。

■京都9R ◎レッドサクセサー(4人3着)
・叩き3戦目のダート特別レース。これは勝負パターンであり、C.デムーロ騎手に乗り替わることもかなりプラス。前走はスタート出遅れが全てだし、勝つための乗り方はわかっている。連闘後に間隔を空けずに使うのもこの厩舎にとっては○。

■京都10R ○ミルドリーム(5人2着)
・去年と全く同じローテーションを選んできたが、前2走は去年よりも着順を落としている。また、去年のこのレースは内田騎手の好判断で勝てたもの。去年より勢いが落ちていることも含めて、2~3着まででは。

■京都11R ○ラキシス(3人4着)
・芝2200mが得意という珍しいタイプの牝馬。芝2200mのレースを求めて京都記念に出走。角居厩舎は3か月近い休み明けの場合、人気通りに走らせることが多い。強い馬がいるこのレースでは、3着あたりになりそう。

■小倉11R △サンビスタ(1人1着)
・得意の裏開催ダート特別レース。・・ではあるのだが、想定時点では鞍上が決まっていなかった。本当に勝負するなら1週前の段階で鞍上は決めているのではないだろうか?不安が残る馬である。


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★藤原英厩舎★

■京都5R ◎プリモンディアル(1人1着)
・藤原英厩舎の新馬戦は、冬場が勝負。勝率を重視する厩舎なので、層が薄くなるこの時期が勝ちやすいのだろう。迷わず本命に。

■京都10R △ヘミングウェイ(1人3着)
・藤原英厩舎は、大敗からの巻き返しが少ない厩舎。さすがに前走は負けすぎていて、ここから立て直せるとは思えない。ただし、勝負の福永騎手に乗り替わりなので、格好はつけてくるはず。

■京都10R △トーセンラー(2人2着)
・勝負重賞には、1~2か月の短期休み明けか、6か月近い休み明けで参戦する厩舎。3~5か月ぶりの場合は、叩いて2戦目が勝負の事が多い。京都得意の馬なのでそこそこ好走はするだろうが、勝つまでの勝負気配はないと見る。


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印は各調教師のメモを参考に設定

◎:単勝に妙味があって買える馬
○:複勝圏はあるが単勝は微妙な馬
△:入着が見込める馬
×:6着以下になる可能性が高い