すでに母親はヒステリックでしたガーン




高齢の今でも稀にヒスが出るのですが




『樋屋奇応丸飲む?』
(樋屋奇応丸は赤ちゃんの癇の虫を抑える薬です)
とブラックで返します指差し




今は気にならなくなったのですが
4歳頃の私にとっては母親のヒスはヘビーでした




日も暮れた夕方に母から八百屋さんへお使いを頼まれた




『トマトきゅうり、買ってきて』




日も暮れてるし、八百屋のおじちゃんがぶっきらぼうで声が矢鱈に大きくて無駄に威勢が良いのが、小さい私には怖くて、八百屋に1人で行くのは辛かったです悲しい




で、なんとかトマトときゅうりを買って帰ったら、母のヒスが出て





「なんで、トマトピューレを買って来ないの!!」ムキー
と怒られました



4歳の私にはトマトピューレ?なにそれ?でした驚き(初耳アワー)




更にトマトときゅうりを返品してトマトピューレを買ってこいとヒスで言うのです




外は真っ暗で怖いし、八百屋のおじちゃんは苦手だし、泣いて嫌だと言っても、ヒスが出て買ってこないと外に追い出すと言われて泣く泣く、買いに行きました




鬼母みたいなエピソードなのですが、母も若くて子供の心や気持ちを感じ取るのは苦手だったようです




よく分からない埋まらない気持ちを娘の私にぶつけて解消してたのかも知れませんが、段々、成長するにつれて、それおかしい!と思うようになって私もそれなりに反論しました




でも途中から、何か心に不安を抱えると人に当たってしまう、心の弱さを感じました




それからは当たられても言いたい事はいいますが、適当に躱して対応してます






結果、今は樋屋奇応丸飲む?
と返しますキメてる





母はヒス有りでわがまま気質ですが子供に愛情を持ってました。ただ、その表現が下手くそというか、子供の気持ちを汲むのが下手くそで不器用な人だと分かったから深刻にはなりませんでした。





自分の親だからこそ、何が嫌なのか、何が出来ないのかの主張や話し合いをして、『相手を知る』ことで解消できる事もあるかも知れません