ゆっくり起きた朝は、軽めの食事から。
ベランダの竿を拭いて、お布団をお日様のもとに。
one pieceみて、たまった録画みて・・・。
開け放った窓から吹き込んでくる爽やかな風は、
小鳥のさえずりをのせて、南東から北西にぬけていく。
ちょっと気になる本のページをめくる。
高原の朝のようにどこかでカッコウが鳴いている。
折れた耳を傾かせた本がいくつか寝そべって、
風と音と一緒に黄金色のグラスを飲みつづけている。
夢のような残像が、さらさらとそよ風に薄れていった。