一時は「夢の成分」といわれました『プロテオグリカン』についてお話したいです♪
かつて、美容業界注目の成分になり、抽出法の確立で生産がとても安定しています。
プロテオグリカンとは?
プロテオグリカンは、私たちの脳や骨、筋肉、腱、血管など様々な組織で見られる成分です。特に皮膚や軟骨などには多くのプロテオグリカンが存在し、細胞と細胞の間を満たす細胞外マトリックスのひとつとして、コラーゲンやヒアルロン酸とともに働いています。
プロテオグリカンの原料は? 1g 3000万円もしたってホント?
現在、化粧品やサプリメントに配合されているプロテオグリカンの多くは、サケの鼻軟骨を原料につくられています。しかし、開発当初は、牛の気管軟骨という限られた部位からしか抽出できず、1g 3000万円という大変高価な成分でした。このコストの問題点を打破するきっかけとなったのが、東北地方の郷土料理「氷頭なます」です。 氷頭とは、氷のように透明な鮭の鼻頭の軟骨のこと。この氷頭には、プロテオグリカンが含まれていることが知られていましたが、氷頭は固く、扱いも難しいため、抽出するにはとても大変だったそうです。
プロテオグリカンの吸水力はどれぐらい?
プロテオグリカンの吸水力先にも説明したようにプロテオグリカンは、たんぱく質と糖鎖でできています(複合糖質)。
一般的に糖を含む物質は吸水力が高く、1gで約6Lも吸水するヒアルロン酸があげられます。
プロテオグリカンは、このヒアルロン酸に比べて約30%も高い吸水力をもちながら、構造も小さく、浸透性が高いと言われています。