仕事で、田舎の村に行っています。
私の住んでいるところも田舎な方なのですが。
正真正銘、ザ・田舎、なところによく行きます。
インターホンは当然なく、
「こんにちは~!」
と、大きな声を出しながらガラガラと戸を開けるとそこは土間で、奥には大きな釜の乗ったおくどさん(今は使われていない様子)が本当にあったりします。(実はこの歳になって、本物のおくどさんは初めて見る私)
在宅の場合は、ほぼ100%鍵はかかっておらず、奥から「はぁ~い」と、出てきてくださいます。
私が訪問している村の、何軒かあるうちの一軒に、車を降りて山の斜面を登り切ったところにある、背後に雑木林を背負ったような薄暗く古いお宅があります。
初めの数回は、薄暗いなぁ、位にしか思っていませんでした。
こんな季節もあって、どんよりとした空模様の日が多いせいかもしれないけれど。それも手伝ってか、とにかく訪問するのはあまり気の進むお宅では無かったです。
このお宅には、80を超えたおばあさんが、一人でお住まいになっています。
おばあさんは、とても優しい方なのですが、言動に少し『???』な、ところがあります。
私は個人的に『もしかして、認知症…?』を、疑っています^^;。
仕事に就いたばかりの数回は、引き継ぎもあって、前任者の方に同行してもらって二人でまわっていました。
そして引き継ぎも終え、一人で行くようになって初めての日。
そのおばあさんのお宅へと続く山の斜面に車を停め、荷物を降ろそうとゴソゴソしているときでした。
クラッ、と、突然の眩暈が起こりました。
前触れもなく、突然眩暈が起こり、みるみる具合が悪くなって、吐き気がわきあがってきたのです。
それでも、おばあさんの家に行かない訳にはいかないので、なんとか坂を登り切って、
「こんにちは~!」と、元気よく扉を開けました。
すると…
臭いが、強烈に感じられました。
それは今初めてする臭いではなく、確かに以前から気付いていて、今までは特に気にならなかったのに、この日はものすごく辛く感じて、よけいに吐き気が増すようでした。
もう嫌だ~
早くここを出たい!…>_<…
と、一心に願ってしまいました。
何処かで、この具合の悪さは土地のせいだと感じていました。
ここを離れれば良くなることは、分かっている。そう確信していました。
こんなとき、例えば陰陽師なら式神を飛ばしたりして、護ってもらうんやろうなぁ…
いいなぁ…
そう思った瞬間でした。
千晴さんが突然、
『赤い眼の龍がいるじゃない』
と、言ったので、めちゃくちゃビックリした。
赤い眼の龍⁉︎
へぇぇぇぇーーー(°_°)!!
頭の中を、赤い眼の龍のことでいっぱいにしながら仕事を終え、再び車を発進させると、やはりそのお宅から遠ざかるにつれ、少しずつ身体が軽くなるのを感じていました。
そして自分の住む町に帰ってきたときには、嘘のように眩暈も吐き気も治まって、何とも無くなっていたのです。
何だったのでしょう……
週に一度、そのお宅を訪問するのですが、翌週は前回の急な体調不良のことがあったので、前日から憂鬱(ーー;)でした。
おばあさんは、とっても良い人なんですけどね…
はぁ~(-。-; また行かなくちゃいけない…
そんな気分で車を運転しながら、山の中を入っていき、いよいよ例のお宅のある村に差し掛かる谷間に入ったとき。
不思議な雲が、目の前を通り過ぎました。
その日は湿度も高く、雲が低く垂れ込める日でした。
山のあちこちから、煙のように水蒸気が立ち昇っていました。
山を越え、谷間に入る坂道を下っているとき、一筋の雲が空気中を泳ぐように、私の車の前を横切って通過し、そのままふわーっとかき消えてしまったのです。
一瞬のような出来事でした。
その動きはまるで、うねうねと身体を左右にくねらせながら海の中を泳ぐ海蛇のような。
それこそ、空を移動する龍みたいな。
ただでさえ、墨絵のような神秘的な景観になっていた中で、その一瞬というのはとても幻想的でした。
龍?
龍が出るなんて、この村は何かの神様の神域なの?
でもこの前、具合悪くなったしなぁ…
と思いながら、ふと、先週千晴さんが言った
『赤い眼の龍がいるじゃない』
を、思い出した。
まさかなぁ…
でも、というかやはり、その日はおばあさんのお宅に着いても、全く気分が悪くなることはありませんでした。
(念のため、水晶を身に付けたり、お塩をカバンに入れて行ったのですが(^^;;)
さぁ、それ以来。
私の頭の中は『赤い眼の龍』のことでいっぱいです(^^)。
身体はどんな色をしているんだろう?
名前はあるんだろうか?
お話はできるんだろうか?
時期がきたら教えてもらえるかな。
また、何か気づいたことがあったら、ブログに書こうっと(^_^)。