7月の連休最終日の昨日。


急に思い立ち、姉親子と私の子達ともども連れ立って、お伊勢さんにお参りに行ってきました。


朝方にはひどい降りだった雨も、出発を決めた頃には止んで、雲もちぎれちぎれになっていたので。






私の神社仏閣めぐり。


まだまだ続いております(^-^)。




今回はお伊勢さんです。








お伊勢さんは、私の人生の中で、ダントツで、一番よく訪れている神社だと思います。




とはいえ、初めてお参りしたのは、高校生くらいだったでしょうか。


小さな子どもの頃から・・・、というわけではないのですが。






初めて行った際の、境内の静けさ、涼やかさ、五十鈴川の清涼感。


明らかに「ここはちがう!」とはっきりと感じ取った感動を今でも覚えています。




以来、何かあると、お伊勢さんに行きたくなるようになり、


行けば、癒されたり、何かしらスッキリとした気持ちにさせてもらって、帰途についていたものでした。








学生の頃には親友と。


独身時代に親、兄弟と。


元夫との交際時代にデートで。


そして結婚をして、子どもができてからはベビーカーで。


子どもが成長すれば、家族そろってみんなで。






時の流れとともに、一緒に行く面子も変わっていきましたが、


節目節目によく訪れていたお伊勢さん。






最後に訪れたのは、昨年の六月。


ちょうど、一年程の時間が空いています。






昨年六月のお伊勢参りほど、辛いお参りは、過去にありませんでした。






最も辛かった時期に、自分の行いを神様に詫びるためにお参りをしたのでした。






梅雨の真っ只中、しとしとと雨の振る中を、


ゆっくりと歩く足元を見たとき。


私の足元で、白い着物が見えたように思えました。




死に装束を、着ているような心持ちだったことを覚えています。








昨日も、鳥居をくぐり砂利道の参道を歩きながら、そのときのことを思い返していました。




あのときは、本当に、本当に辛かったなぁ・・・と。






そしたら、






「よう、おまいりに来られましたなぁ」






どこからか、そんな声。










そうか。今の私は、想像力が働くから、声として何かを受け取ってしまうんだった。








お伊勢さん。


今まで何度も来たけれど。


こうして声となって何かを受け取ったのは初めて。




私が「声」として感じ取ると、


お伊勢さんて、こんな口調なんだぁ・・・




と、半ば冷静に感心してはいましたが、


本音はもう、既に半ベソ状態(iДi)。








『ようお参りにこられましたなぁ』




は、




『よく一年前のあの出来事を乗り越えて、こうしてここに、よくぞ帰ってきたね』




そんなニュアンスが感じられたのです。








十代の頃からお伊勢さんが大好きで、慰めてもらうように参拝に訪れていた伊勢神宮で、今この年になって人生の色々を経て、ふるさとに帰ってこられたような。




神に背く選択をすることを詫びた私に、今こうしてあたたたく迎え入れてもらえたという、感動。






嬉しくてうつむきがちに歩いていると、足元に、赤い袴が見えました。








あ、巫女の装束を着ている・・・!








背筋がしゃんと伸び、いっぺんに厳かな気持ちに切り替わっていきました。








連休最終日とあって、参拝客はかなり多かったように思います。




内宮の拝殿に上がる階段は、既に人で埋め尽くされていました。



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少しずつ、前の方の参拝が終わるのを待ちながら、階段を上がって行きます。








家族連れ、若いグループやカップル、団体旅行客に、お年寄り。


本当に、幅広い年齢層の、様々な人が訪れているなぁ。


そんなことを思いながら、参拝の列に並んでいると。






『ここは、日本人が、日本人であることを思い出す場所。


 日本の心を取り戻す場所なのです』




『こうしてここに来ること。手を合わせるという行為そのものによって、日本人であることを人々は無自覚に覚えることができるのです』






そして、




『もってかえりなさい』




と、言われました。












もってかえる?




何をだろう? 何のことかな?




そう思いながら、参拝の順番を待ちました。




私達親子が、拝殿の前までやって来ました。


我が子に、お賽銭を入れるよう促し、


「お辞儀をして・・・、はい、拍手を二回打って・・・」


と、教えながら、自分も二回、拍手を打った瞬間でした。




お賽銭を入れるスペースの向こう側に、白くて薄い布をかかっているのですが、(毎回大体そうですが)ちょうど参拝をするタイミングで、ふわ~っと風が奥から吹き込み布が舞い上がったのです。




その瞬間に、奥にある本殿の全貌が確認できます。






その風を感じたとき、風以外に、何か「ぶわっ」とくるものを感じました。






そしてまた、同時に




『もってかえりなさい』 の声。








ああ・・・!


ああ、そうか。




「ありがとうございます」




思わず声に出して合掌をし、お辞儀をしていました。






顔を上げたときには風は止んでいて、白い布が、まるで幕が下りたように静かにかかっていました。








ここ、お伊勢さんには、自然のエナジーといいましょうか。


パワーがすごくあるのです。




風に乗せて、そのエネルギーをまともに受けさせてもらえたように感じました。






『このパワーを、今日はたっぷりと持って帰るんだよ』






身近に感じ過ぎで還って神様に失礼なことなのかもしれないけれどf^_^;。


まるでお母さんのような波動。


実家に帰ってきたかのような、あたたかく有難い気持ちになりました。








そうして、参拝終了。








帰りは、もう定番になりつつある「伊勢うどんを食べて帰る」コース。



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昔は、苦手だった伊勢うどん。


美味しく改良されてきているのか(いや、昔と変わらないものでしょうね、ああいうのはσ(^_^;)、私の嗜好が変わってきたのか、最近はこの伊勢うどんが好きになってきました。




讃岐うどんのような弾力のある麺もいいですが、伊勢うどんの、蒸したようなふわふわな柔らかい麺も、美味しい(´∀`)。


鰹がふんだんに乗ってあって、お出汁にも鰹の風味がしっかりと。


美味です(≧▽≦)








帰り道の道中。


車を運転していると、まぶしいほどの夕日が車内に差し込んできました。


朝の豪雨が嘘のような天気。






そういえば、お伊勢さんからの帰り道って、夕方になることが多いですが、どんなに雨が降っていても帰りには大抵晴れていることが多いことに気づきました。




そしてなにか、






『さぁ、お行きなさい』






という風に、背中を押されているような、励まされて送り出されているような気すらしていたのです。




昨日も、そんな気持ちになりました。








伊勢神宮には、特別な思い入れのある方は多いと思います。



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式年遷宮という貴重なめぐり合わせのこのときに、


こうして有難くお参りができたことに、また、深い感謝の念を感じています。




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