朝焼け | Precious Time

朝焼け

とても綺麗な朝焼けだった。 頭上にはまだ闇が残りながら、東の空から紅に染まり始める。眩しいほどの光は、なにか厳粛な気持ちになり、少しだけおごそかな雰囲気を醸し出す。人影もない道にたち、白い息を吐きながら携帯を握った。

綺麗な朝焼けを見ると、その日一日良い事が起きそうな気持ちになる。何かを祈れば、きっと叶えてくれるような気がしてくる。寝ぼけ顔の野良猫と朝の挨拶をかわし、目覚めたばかりの街の雰囲気をちょっとだけ楽しむ。

一日が始まった。