1つ1つ積み上げてきたことも、
時と場合によっては、破壊した方が良いこともある。

このまま膨張して大爆発を起こしてしまうなら、
いっそ、自らの手で破壊した方が潔い。
時折、そんな思いが胸をよぎる。

決して、ネガティブなわけではない。
破壊して、もう1度、創造した方が、
より素晴らしい文化が形成されることもある。

腐敗した部分を思い切って取り除き、
新たな芽を伸ばした方が中期的には成長することもある。

リスタートを切るのであれば、
破壊の方が解りやすく再構築しやすい。

破壊が始まれば、覆水盆に返らず。
もう2度と破壊前の状態に戻ることはできない。

その破壊をする前に、破壊すべきか熟慮する時間がある。
自分のことであれば、人生そのままに判断していけば良い。

しかし組織になると『人の成長を待つ』という忍耐の時間が必要だ。
俯瞰的に捉えられず、紆余曲折しているだけなのだと。
まだ、理解できないだけなのだと、いや、体現できないだけだと。

きっと今日の私は、苦虫を噛み潰している様な顔をしているだろう。
明日は、また晴れやかに笑顔で接せられる様に心を落ち着けたい。

破壊しなくてはいけない段階ではないと信じて、
また、明日から相互理解し、協力し合って事業を推進させたい。

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』

昔の偉人はやはり偉大だ。人が動き出す組織作り。
まだまだ道のりは長い。