2007年4月1日 机1つ椅子1つ電話1台。
最初の仕事は、自社Webサイトの構想だった。
あれから11年が過ぎた。
そう10年ではなく11年が過ぎた。
10年ですべきことを先延ばしにしたために、
11年目で清算すべきことが増えてしまったのかもしれない。
これまで積み上げてきたことは良い思い出として、
これからの10年をどう進めていくのか熟慮している。
そう言えば、20代後半の頃に務めていた会社の経営者が、
経営に対して情熱が感じられなかった時期に、
私は、その人をわざと怒らせたことがある。
『どういうつもりだ!』と怒鳴る社長に
『社員が100人になるまでは、先頭でいて欲しい』とお願いし、
そして、誘われるがままに飲みに行った。
2007年から先頭で突っ走ってきた7年。
管理職や取締役を置いて権限を委譲してきた4年間。
役員、管理職に権限や裁量を渡したのだから、
口を挟めば、情熱が削がれてしまいかねない。
それぞれの立場の社員役員の立場を尊重して、
成長機会を奪わない様に気を配り、
そして、仕事を任せてきた。
だが、それは違った。
嫌がられようが煙たがられようが、
どんどん口を挟み意見交換をし、
より良いゴールを目指さなければ企業は衰退していく。
若かりし頃の自らの発言が時を超えて自ら投げかける。
『先頭を走らなければ経営者ではない』
人生は、やり直しができる。
何歳になっても、もう1度スタートラインに立つことができる。
10年前、初めて社員を採用できた時のことを忘れてはいけない。
あの時の希望や夢を、高揚感や情熱を持ち、先頭で走るのだ。
11年が過ぎ、一時代が終わった。
しかし既に新しい一時代が始まっていて、
希望に満ち、情熱に溢れている自分が嬉しかった。
さぁ、新しい一時代を作るぞ!