あなたの周りにいる「できる人」はどんな人ですか。
若い頃は、シャカリキに全力投球している人ができる人。
みたいなイメージがあった。でも違いますよね。
冷静沈着で何事にも動じず、淡々と仕事をこなして成果を出す人。
私と違うタイプなので、憧れていた時もあったが、これも違う。
ましてや、溢れすぎる情熱をコントロールできずに
強要まがいのハラスメント行為をする人などはもっての他だ。
プロのスポーツ選手に話を聞いた。
監督が代わるごとにチームのビジョンは変わるし、戦略は変わるし、
環境は変わるし、練習方法は変わる。
その中で実力を発揮できる人が長くプロとして活躍できる人だ。
つまり順応性が高く、適応力がある人。
即座にできる時もあれば、相応の時間がかかる時もあるだろう。
でも、そこに向かわない人は、プロではない。
150メートルのホームランが打てようが、130キロの高速シュートが打てようが、
400ヤードのビックドライブを飛ばせても、プロを続けることは難しい。
人間だから能力の限界はある。できないこともある。
でも、そこに近づけようと努力して実現していく意識がある人は
営業でもエンジニアでも長く続けていくことができる。
結果として、優秀なエンジニアとしてお客様や社会に認められる。
そのプロジェクトに参画する前に吟味を重ねることは大切なことだ。
しかし、参画後に不平不満、批判否定をする人はプロを続けられない。
あの上司が嫌だ、マネージャーが気が利かない、プロジェクトが向いてない、
やりたいことと違う、業務指示じゃなければやっていなかった・・・。
この人たちの行く末は、語る必要がない。
関わるメンバーが、そのプロジェクトを良くしたいと意識する必要がある。
どこでも順応し、適用していく。
そのためには、まず自分自身を知ることから始まる。
それをなくしては戦えない。
その上で、できないことは「できない」ということ。
逆に言えば「できる範囲を伝えること」。
課題や問題点があるのであれば、共に是正していくこと。
監督の言う通り、お客様の言う通りに仕事をこなすのがプロではなく、
計画や方向性に沿った中で、創意工夫を重ねて、
より良いものを作り上げていくことができるか。
それがプロ意識なのだと思う。
会社員で言えば、当事者意識だろうか。
言われたことができるのが「できる人」ではないのだ。
言われたこと以上のことができるから「できる人」なのだと。
自分(たち)の意思をしっかりと持ち、相手に伝え、
自分の役割りを明確にして、そのミッションをしっかりこなす。
それがチームのためになり、結果につながっていく。
できる人に仕事を任せたい。
できる人の組織に会社を育てたい。
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