国家の権力者がメディアを通じて、全世界に強硬姿勢を打ち出している。
多民族、多文化、多様性を認めることなく、
無駄にナショナリズムを掻き立てている。
自国の利益のために、いや自国の一部の利益のために、
その他を抑え込み、反対する人、民族、国家と対立している。
残念ながら、対立は勝者と敗者に分かれるか、
もしくは決着がつかずに対立が続いてしまう。
その間、戦いにヒト・モノ・カネが流れていく。
勝者は、更に勝利を目指して新たな敵対勢力に戦いを挑み、
敗者には遺恨が残り、復讐の機会を虎視眈々と狙っている。
富は力である。
地位は富を分かりやすく示しているものかもしれない。
それで人を救うこともできれば、社会をよりよくすることもできる。
豊かさのために富は使われるべきなのに、
毎日、他民族の排他、肌の色による差別になどの残虐なニュースが流れている。
国家の権力者といえども、富や地位を維持するために、
毎日、不安な日々を送っているのだろう。
ゴール(目的)を見誤っているとしか思えない。
富を持つことによって不安な日々を過ごすより、
日常に感謝できる豊かさを感じていたい。
人間が本来持っている温かさ、優しさ、慈しむ心を
持っている人がリーダーになるべきだろう。
早く、この殺伐とした時代が終焉することを願っている。
本来人間は、良い人間関係を求めているのだから、
対立せずに解決できる方法を見出すことこそ人間の価値ではないか。