◆フィラリア予防の季節
保護ワンコの三分の一が、フィラリア症に感染しているそうです。
救助した翌日に、フィラリアが原因で亡くなった子もいます。
今現在も腹水が溜って、苦しんでいる子もいます。
ほとんどが屋外飼育の地域で
危険度がアップするので、必ず予防はして欲しいものです。
勿論、室内飼育の場合も 大切なペットの命にかかわることです。
フロントラインもしてないようで
ダニが体中につき 酷い状態になっている子が多いようです。
もう少しケアをしてあげてほしいのですが・・・?
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「フィラリア」は寄生虫の名前です。
犬が蚊に刺されて感染する心臓の寄生虫です。
人間も蚊に刺されると感染するのですが、
血液成分の一つで兵隊さんの役目をしている白血球がやっつけてくれるので
フィラリアは人間の体の中で成長することはできません。
しかし、犬の白血球さんはなぜかフィラリアとお友達なので、やっつけてくれないのです。
蚊から犬の体に引っ越してきたフィラリアの幼虫(第三期幼虫といいます)は
犬の体の中を成長しながら自由に移動して、
大人になる頃心臓にたどり着き、そこを我家に決めて子供
(ミクロフィラリアといいます)を産み始めます。
この子供が一度蚊に吸われることで感染子虫である第三期幼虫に成長するのです。
大人になったフィラリアはそうめんほどの太さで長さは15~20cmほどもありますから、
心臓がフィラリアのお家になってしまうと血液の通り道がなくなってしまいます。
そして様々な症状から死に至るのです。
予防しなければ感染してしまう恐ろしい病気です。
「フィラリアになる」というのは、フィラリアの親虫が
心臓に住み着いてしまうことを言います。
心臓がフィラリアのお家になってしまうと血液の通り道は狭くなってしまいます。
犬は汗をかけませんので体温調節は呼吸だけで行います。
冷たい空気を肺の中にいれて血液を冷やすのです。
体を冷やす為には冷たい血液を体中に送る必要がありますから、
心臓がたくさん働かなくてはなりません。
血液の通り道が狭くなってしまうと、
心臓は道が広かったときと同じ量の血液を送るために、
もっとたくさん働かなくてはならなくなるのです。
この心臓への負担が大きくなって呼吸困難になったり、
お腹や肺に水が溜まってしまったり、
狭い道を無理やり通るために血液中の赤血球が壊れてしまい、
赤い尿が出たりするのです。そして多くの場合、犬は死亡します。
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