◆原発施設内に沢山のワンちゃんが入って来ている | ジェイ&ヴィヴィの家★Yorkshire Terrier

◆原発施設内に沢山のワンちゃんが入って来ている

福島原発20キロ圏内犬猫救出プロジェクトさんより
http://dogcatrescueproject.blogspot.com/2011/05/blog-post_02.html?spref=tw
************************************
◆原発の中にいる犬達

今葛尾村の方から電話がありました。
犬の一時預かりをお願いしたいとの電話でした。
保健所などに問い合わせたが、保健所では放浪している犬の保護しか出来ないそうで
一時預かりなどは、ボランティア団体を斡旋しているようです。
よくお話を聞いていみると、現在お母様、奥様、お子さんは会津の避難所に、
お父様は、原町の方で仮設住宅建設のお仕事をされているそうです。
ご本人はと言うと、原発で復旧復興の作業をされているとのこと。
犬は2匹おり、キャバリアと雑種の大きなワンちゃんだそうです。
今は、ご自宅に置いてきており、
お父様と交代でお休みのときに餌を大量においてきているそうですが、
仕事の帰り20時ごろ着いて犬の餌をたくさん置いて、直ぐ帰るような状況だそうです。
今後の見通しもつかないし、犬のためにも預かり先を探したほうがいいのではないかと、
お考えになり、ご連絡くださいました。
    Yorkshire Terrier★ジェイ&ヴィヴィの家
(第一原発より1.8キロ地点)

原発関係との事でしたので、20キロ圏内に毎日入られるそうです。
今でも放浪犬がいるかどうかを聞いてみましたところ、
「いますよ・・・・。犬は、人の居るところに集まろうとするから、
原発の敷地内には、たくさんの犬が入ってきてます。でも、原発の中にいる犬たちは、もう数日の命でしょうね・・・」とおっしゃるのです。
「えっ、なぜですか?」と尋ねたら、
「立ち入り禁止区域になる前に20キロ圏内の中は、たくさんのボランティアさんが入って、
保護してもらったり、餌もたくさん撒いてってもらっているけど、
原発の中に、犬は入れても、ボランティアさんは入れないから、餌がない。
だから、ガリガリに痩せ細り、もう、立ち上がることも出来ない犬がたくさんいるんですよ。
犬たちはなんにも悪いことしていないのにね・・・」とおっしゃってました。

$    Yorkshire Terrier★ジェイ&ヴィヴィの家
何度も入った20キロ圏内。でも、確かに、原発まであと1.8キロってところまでは行ったけど、
原発の中は入っていないし、その中に犬がいるなんて想像もしていなかった。
原発の中にある交差点の近くでは、座ったまま亡くなっている犬もいるとか・・・。
胸が苦しくなりました。
この方は、一刻も早く、葛尾村に戻って、子供とご両親と一緒に暮らしたい。
だから、原発で働いて、ふるさとを取り戻したいんですとお話してました。
私は原発から30キロ圏内などをたくさん走りました。どこも長閑で、自然豊かなところです。
あんなことがなければ、子供が育つのにはとてもいい環境なんだろうなと思います。
犬も、猫も自然豊かな環境で、のびのびと暮らせていたんだろうに。

この方のワンちゃんの一時預かり先を探しますと約束してました。
最後に、「犬を預かってもらえたら、心配事が一つなくなります。」とのことでした。
私たちの活動は、犬猫を救うだけではなく、
被災されて傷ついている方たちの心の支えにもなります



___________________________