…〜そして君は摩天楼で

僕にあてハガキを書いた





「こんなに遠く離れていると 

愛はまた深まってくの」と





それで僕は腕をふるって 

君にあて返事を書いた





とても素敵な長い手紙さ

(何を書いたかはナイショなのさ)





遠くまで旅する恋人に 

あふれる幸せを祈るよ





ぼくらの住むこの世界では 

太陽がいつものぼり

喜びと悲しみが時に訪ねる





遠くから届く宇宙の光 

街中でつづいてく暮らし




ぼくらの住むこの世界では 

旅に出る理由があり

誰もみな手をふってはしばし別れる





そして毎日はつづいてく 

丘を越え僕たちは歩く





美しい星におとずれた

夕暮れ時の瞬間

せつなくてせつなくて胸が痛むほど…〜









毎日毎日歩む 道の途中で


元氣がフェードアウトするときに


わたくしを応援してくれる 数々の音楽作品…。


その中で…

とても愛する楽曲。


『僕らが旅に出る理由』


小沢健二さん

1996年リリースの作品。