桜のつぼみが枝先でスタンバイしているのを横目に見ながら

東京へと旅立ち、四日間留守にしました。
帰宅して2日目に、毎年楽しみに訪れる櫻並木へ慌ただしく立ち寄ってみました。

 

 

そこには「三日見ぬ間の櫻かな」と、思わず呟きたくなる風景が広がっていました。

 

以前桜の花は見上げる人の為に、うつむいて咲くと耳にしたことがあります。
そっと視線を合わせてくるような花のかんばせに見とれ、

青空を背に気まぐれな風に身を震わせて舞う桜吹雪に、しばし陶然となりました。
 

 

若木より老いて華やぎと艶やかさを増していく桜の姿に、
人間もこうありたいものだと思わずにはいられません。