アクティブ・カラーセラピストのKさんからお聞きしたエピソードです。
Kさんのお母様が認知症になられて、施設から帰宅なさった折に アクティブ・カラーセラピーのセッションをなさってみたそうです。
すると過去や未来のご自分に関して選んだ色へのコメントは 「判らん!」だったそうですが、現在のご自分として選んだ色“ピンク”には ちゃんと答えられたとのこと!
それを伺って 以前認知症に関して聞いた話を思い出しました。
認知症の方は 今という時間だけに生きている。
家族の事も忘れてしまうけれど、今初めてあった人として認識するので、常に新たな想いで対面する。
だから何度も何度も同じことを繰り返して話すのだそうです。
それだけに過去の怨念などからも解放されて、今だけに生きているのだと。
「そんな気持ちで新しい今日を過ごしたいものですね」と インターナショナルな企業で人事カウンセラーをなさっていたその方は 話を結ばれました。
今だけに生きている、認知症の方だからこそのアクティブ・カラーセラピーのセッションの結果。
なんだかとても感動してしまいました。
限りなく優しく寄り添って、いつも応援してくれている自分自身に気付くことが出来る色の力・・・それがアクティブ・カラーセラピーです。