20年以上非常勤講師としてお世話になった大学、最後の授業が終わりました。
いくつかの大学にお世話になりましたが、一番長く思い出深い大学です。
大学院出たての頃は、学生にバカにされないようにと虚勢を張っていましたが、
今では自分の子どもより若い世代となり、学業にサークルにと頑張っている姿は眩しく感じます。
あと１年、他大学でお世話になって、教員生活は終わりにします。
担当していたのはリズム&ダンスというクラスで、創作ダンスのクラスでした。
私は中学高校でやった「創作ダンス」にいい思い出がありません。
でも、大学で出会ったモダンダンスは創作ダンスそのものであり、とても面白いものでした。
モダンダンスはクラシックバレエの形式から脱却することで、自由な表現を目指し生まれてきました。
創作ダンスは、その考えを教育現場に落とし込んで、身体を使って自由に表現しようとしたものです。まさに「Dance for All」を体現するものです。
どうしたら創作ダンスの面白さを伝えられるか、を考え続けた20年でした。
少しでも伝わっていたら嬉しいな、と思います。
これからも「踊ること」「伝えること」「表現するということ」を考え続けていきたいと思います。
