昨日、ある人と簡単な約束をしたので

書きます


フライドポテトの思い出


昔々、今から40年程前のこと

高校生のKくんがいました

Kくんは隣町から汽車通をしていました

「汽車通」ってわかる?汽車で通学で汽車通

この辺は電車じゃないからみんな汽車って言う

昔、内地の都会の人に「キシャツーって何?」って

素で聞かれて驚いたさ

都会の人は電車通学、電車通勤なんだって


閑話休題

学校からの帰り道、汽車時間まで暇だなあ、

となると、

決まって立ち寄る食堂がありました

駅の近くにあるスーパーの食堂 

土曜日のお昼ご飯だと豚丼

夕方のおやつだとフライドポテト

黙々と食べながら、ジャンプを読む


当時は1日300円が昼食代で、

パンと牛乳買って余りが120円くらい

これを貯めて欲しいものを買うという生活

当時のフライドポテトがたしか100円くらい

欲しいものが決まっていない時は

まっすぐフライドポテト(とジャンプ)


毎日のように顔を出せば当然顔馴染みに

とは言えこちらは生粋の人見知りで

何か話題があるわけもなく会話するでもなく

ただ「フライドポテト」と言ったきり

お店のジャンプを読み耽るわけです


でもフライドポテトの工程は見てました

レバーを下げると大きめの網目から

ポテトがニョーっと出てきて

ちょうどいいところでスパッと切って

油で揚げて塩振って

円錐状の紙容器にササっと入れて

「はい120円」

これが毎日の繰り返し


ある日気づいたんですが、

ポテトが長くなってる!

最初はポテトが下につく前、

2センチくらいでスパッといってたはずが

1センチになり、

下につくようになり、

なんならちょっとトグロでも巻こうかと

容器からはみ出す感じも絶対前と違うし

食べてる途中で他のお客さんが頼んだポテトは

やっぱり2センチ上空でスパッと


これが「常連」ってやつか、なんて

思いはしたものの口に出すことはせず

態度で示せとばかり毎日のようにポテト

食べてました


卒業してからはなかなか行けなくて

でも彼女ができた時は一緒に行って

フライドポテト2つ

覚えててくれたみたいで少し長めでした


その食堂ももうないけど

忘れられない思い出です

あのおじさん、元気かな


フライドポテト好きなアイドル、夢夜みなちゃん