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在宅緩和ケア 家族の出来ること

突然の父のガン発覚。
家族がこれからやれる事って何だろう。

在宅での緩和ケアに移る前にたくさんの人にお世話になった。
たった3日で介護用ベッドなどすべてを揃えてくれたケアマネージャーさんたちにも本当に頭が下がる。

在宅緩和ケアに移ると言うこと。
本当に勢いと覚悟がいる。
まわりのサポート体制が整わなくては難しい。
不安で迷ってしまうと、進めない。
これで本当に良いのかな。
だって病院での緩和ケアの方が安心に決まっているんだもん・・・。

私たち家族も迷いに迷った。
家族で喧嘩にもなった。
ホスピスか、家か。
母はやはり最後まで揺れていたと思う。

さらに悪いことに父は熱が出て一番体調が不安定な時になってしまった。
タンが絡み始め、タンを吸引し始めたのは退院の二日前。
酸素量も落ちてしまい、酸素のチューブまで増えてしまった。

でもたくさんの人が父の為にチームで動いている。
もう後戻りは出来ない。


父は24時間持続点滴の医療用麻薬と、食事がまったくとれないため24時間の高カロリー点滴をしている。
さらに酸素のチューブ。

看護師さんが付き添いの介護タクシーで病院をでる。
お世話になった看護師さんたちがみんな顔を出してくれた。
看護師長さんは病院の玄関まで送ってくれた。
師長さんの前では泣いてばかりいた私。
本当にお世話になった。
最後に「もう泣いてられないよ!」と気合いをいれてくれた。
そうだ。家に帰ったら私がしっかりしなくてはならない・・・。


家までは一時間の道のり。
本当は秋の景色を見せてあげたかったが、眠ったままいった方が安全だと言うことで医療用麻薬の早送りをして、眠った状態で自宅へ戻った。
痛みが強いときに一時間分の量を早送り出来る。
ただしあっという間に眠くなる。

家についたら「おかえりなさい」といってあげてね、と付き添いの看護師さんに車の中で言われていた。
自宅のベッドに寝かせ、「おかえりなさい」と言ったら涙がボロボロ出てしまった。

帰りたかったおうちに帰って来たんだよ、お父さん。
ぐうぐう寝てるけど・・・
当日はとにかくよく眠っていた。
家に帰ったことも気づかないくらい寝続けていた。


やっと家に戻れたんだもん。
相談の上、病院で使いまくっていた強い睡眠剤と安定剤は使わず少し様子を見ることにした。