在宅緩和ケア 家族の出来ること

在宅緩和ケア 家族の出来ること

突然の父のガン発覚。
家族がこれからやれる事って何だろう。

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父が家に帰れた日。

いつも眠れない父が本当によく眠っていた。
時々窓の外の景色をみては、不思議そうな顔をしていた。父はこの時まだ意識もはっきりしていない。
家に帰ってきた、と言うことはじわじわと分かっていったんだろう。

夜になるにつれ、タンが絡んで呼吸が苦しそうになる。
病院だったら看護師さんがすぐ吸引してくれるのに。

訪問看護師さんからタンの吸引の仕方を教わっていたが、管を喉まで入れることすら怖くてうまくできない。
こう言う事にも慣れていかなきゃいけない。いけないけど、いきなり看護師さんみたいになれないよ・・・


初日の夜、医療用麻薬のレスキューボタンが作動せず、さっそく夜中に訪問看護師さんを呼ぶはめになってしまった。
夜中で本当に申し訳ないが、痛みを我慢させるなんて出来ない。

この時はなんと機械のバッグの中でレスキューボタンのコードが抜けており初歩的なミス?!
でも家族は医療用麻薬の機械のバッグなんて開けないからね。
下手に機械を触って止まったら困るもの・・・。
これは設定した側のミスだと思います。

そしてついでと言ってはなんだがタンも吸引してもらった。
私も看護師さんに指導されながら、吸引をやってみる。しかしこちらまでオエオエとえづいてしまった。


このタンとの闘い。
翌日父が、なんとうまく自分で排出することができて、それ以降まったくタンが絡まなくなり初日だけで終了!
良かった。本当に良かった!
タン対応は私には厳しかった。

在宅での対応は、家族の力が本当に重要。
しかも家族の中にある程度しっかりした人物がいる場合は、その人物がいろいろ任される事が多い。
私の場合は、点滴の液体の交換も任されていた。

家族も本当に必死なのである。