*今日から5日間のブログは、研修先を決定するための体験研修のことを記しています。
2022年2月7日(月)
天気:晴れ曇り
気温:-1℃〜日中3〜5℃
農家体験初日。
今回体験する農家は、標高300〜900mの中山間地。現在、某市内在住なので、もちろん街中よりは寒い(-2〜3℃違い?)。
かなり着込んでいたこともあって、体感気温はそこまで低いとは感じなかったのでよかった。
朝は里芋の選別、10kg/箱詰め×23箱。
まるまるとした立派な里芋。日焼けして傷んでないか、腐ってないか等の確認。
農家によくある黄色とか水色のプラスティックコンテナ1つで、20kgくらいの重さ。
これを、いきなり持ち上げてみる、
〈うっ、こ、腰が、、、。〉
持ち上げたコンテナの里芋を選別する用のコンテナ(カゴ)にうつす。
〈うっ、こ、腰っっっ。〉
〈しょっぱなから、腰やば。〉
ここの農家さん、以下、親方(奥さん・従業員のみなさんから"親方"と呼ばれている)の奥さんから、やり方を教わっていたけど、農家の奥さま、ほんとにすごい。力持ち。
お年は60代後半くらいだと思うのだけれど、細いのに、私花子よりも難なく持ち上げる。私が60代後半に同じことができるのか?と思ったら、自信はない。本当に、力強かった!!!さすがです!!!
農家の嫁として、重たい、腰が痛いなんて泣きべそかいてたら仕事が進まないし、そりゃそうだよね。強くならないと生きていけない。まさに強く生きる女性がいた!
里芋の選別を終え、場所を移動。選別所から少し移動した丘のような小さめの山?へ。一歩間違ったら断崖絶壁に軽トラごと落ちて死す、的な場所をつかの間のドライブ。注釈:もちろん軽トラはミッション(MT)!! 残念ながら、私花子はミッション・ペーパードライバーでございますので、もちろん運転は、夫こと、たろうにゆだねる。(無念)ちょっと練習のお時間もらわないと、乗り切れない。中山間地での農家さんあるあるだと思ってるけど、細〜い急な坂道登ったり、急に曲がったり、すごい道をゆくので「軽トラでアトラクション気分」が味わえる。これがけっこう楽しい。
小高い山の上で下車後、たろう・花子はナタを腰に巻きつける。気分的にはこれからサバイバル?が始まる感じ。
何が始まるかというと、ここでは、椎茸の菌床用の木材の加工をした。(栗の木やら、どんぐりの木の枝わかれしている部分を平らにするためにナタで削る)
ナタ、初使い。ええと、ボーイスカウトみたいなこと、してるなぁと思った。山の暮らしは、すべてがサバイバルじゃ!!!
お昼を食べたあと、午後は、他の従業員さんたちにまざって、マルチが張ってあるニンニク畑の草取り。
これにもまたコツがある。
ニンニクの茎とマルチにはほとんど隙間が空いていないが、そこから雑草が伸びていて、ほとんど隙間のないマルチに、人差し指を突っ込み、草の根っこを手探りで探し当て、途中で根っこを切らないように慎重に抜く。
ここで根っこが残っていると、また生えてきちゃうから。
午後17時までこの作業をしていたけど、けっこう指先を使っていたみたいで、今日は指先が痛い。それと、やっぱり一番は、腰!!!終始、しゃがみスタイルだから、もう腰が痛くなるんだなぁ。17時前は腰が爆発寸前になっていた。
ニンニクの雑草取りを終え、軽トラに乗り、ほ場から去る際、少しだけなだらかな坂道に前駐車で停めていた軽トラ。バックでUをかこうとした我ら夫婦が乗り込んだ軽トラ(運転手はたろう)のタイヤが「シュンシュンシュンシュン・・・」空回り、空回り、空回り。あれ?なんで?
なかなか発進しない我らにしびれを切らした他の軽トラに乗車のおばちゃんが降りてきてくれ、
「四駆に入れにゃぁ」
我われ夫婦は、
「四駆?!!!!!」
ふたりして、サイドブレーキのレバーの隣に潜む、「4WDと記載のあるレバー」を目にした!!!
「ああ!!これっっっ!!!!???」
〈なるほど!山道は四駆に入れて運転するのね〜!〉とか思って帰り路のドライブ。舗装されていない農道をゆく。
帰りは就業時間まで20分時間があったので、他のニンニクのほ場へも寄り、そこでも少し雑草除去を。
軽トラを停め、たろうの軽トラさばきを心配してまた来てくれたおばちゃん。
「坂道は四駆に入れにゃぁ走らん!」
その後2〜3回の会話のやりとりを経て、坂道の発進だけギアを四駆に入れ、その後はすぐにギアを外さねばならないことも分かった。我ら夫婦は山道は全て「ギアは四駆で走る」と思い込み、そのままギア入れっぱなしで数分間車を走らせていた。
「山は四駆だから!!!!」と、山育ちの皆さん、笑っていた。笑。
山は四駆のミッション!
初日、これ、学びました。
↓迷路のような農道をゆく。