みなさんこんにちは🐱

ふじかわまおです!

今日で4月も終わりですね..私は一番好きな月なので寂しいです...笑笑

 

今日はみなさんにお勧めしたい本についてお話ししたいと思います。

この二つは本当に読んで価値観が変わったし、読めば将来が変わるという方もいるかもしれません。

結構有名だし、知ってる方や読んだ方も多いかもしれませんが😅

私の気がすむのでかきたいと思います笑

 

1.  君たちはどう生きるか 原作:吉野源三郎 / 漫画:羽賀翔一

 

一つ目はこれです!言わずもがな、ベストセラーですよね。

これは主人公のコペルくんとその叔父さんが、人間としてあるべき姿について、日常から考えていく、と言う話。

私はこれを高校3年の時に、受験が終わって時間があったので、bookoffで漫画版を購入して読みました。

以前、世界一受けたい授業で取り上げられていて、なんだか面白そうだなあと思い、前から読んでみたかったものです。

 

簡単な感想はというと、本当に考えさせられる話でした。

あんまり言うとネタバレになってしまうので避けたいのですが、個人的には「貧しき友」という場面が一番考えさせられました。

 

↓↓以下ネタバレになります...(結局)

 

これは主人公のコペルくんが友人の浦川くんと(お豆腐屋さんの息子)学校の宿題をやっている時、ふと浦川くんのノートを見ると、紙一面には文字がびっしり。驚いたコペルくんは浦川くんに

 

「そんなに字を詰めて書いちゃ、読みづらいんじゃない?」

 

と言います。すると浦川くんは少し気まずそうに、

 

「うちはそんなに何冊もノートを変えるわけじゃないからさ...」

 

と答えます。実はお家が裕福ではなく、彼の父が親戚のおうちにお金を工面してもらいにお願いしに行っている間、浦川くんが学校を休んで家業を手伝っていたのです。油揚げを揚げている間、彼の背中には泣きじゃくる小さな弟が。

いつもお弁当の中身が油揚げだからという理由でいじめられていた浦川くんの裏側を知り、

そこからコペルくんは叔父さんと貧乏ということについて考えるわけです。

 

ここでのおじさんのコペルくんに宛てた手紙の内容がとても深い...!!

何不自由なく暮らせているコペルくんと、学校を休み、その時間を家業のお手伝いに当てている浦川くん。

コペルくんには勉強を妨げるものは何もないのだから、コペルくんのような恵まれた立場にある人間はどういう心掛けで生きていかなければいけないか言わなくても分かるね?と叔父さんは言うのです。

浦川くんも恵まれてさえいれば、勉強に好きなだけ時間を割くことができるし、学校にだって通えるわけです。

だからこそ、叔父さんはコペルくんにはたくさん勉強して、浦川くんのような困っている人の役に立てる立派な大人になって欲しいと願っているわけなんですね。この物語は1937年という戦争真っ只中が舞台になっています。そんな時代にこれだけの尊い考えを持った人がいたのです。

尊敬に値しますよね...。今が当たり前ではないと痛感させれる話なので、こういう情勢だからこそ皆さんにお勧めしたいと思います!

 

 

2.  FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

               著者:ハンス・ロスリング 他

 

二冊目はこれ!これもかなり評判が良く、電車の広告なんかで目にしたことがある方もいるのではないでしょうか??

私はまさに電車の広告に惹かれた人間です。笑🙋‍♀️

 

例えば、私たちは世界を「先進国」と「途上国」の2つにわけ、未だに途上国が多く存在していると考える傾向にありませんか?

では、みなさんはその根拠となるデータがいつのものかご存知ですか...⁇

 

私たちが信じているその「事実」はもう古い場合があるのです。

実際、2017年時点で世界の全人口の85%は先進国の枠に入っており、途上国と呼ばれるのは全人口の6%、13カ国まで減ってきているのです。すごい...!!

著者のハンスさんがおっしゃるには、私たち人間はなんでもドラマチックに考える傾向にあるのだそう。

正義か悪か、自国か他国か、など。なんでも分断して考えがちですが、その中間があることを忘れてはいけないと言います。

 

この時点で、私たちは情報操作されていたのか...と気がつき、十分驚くのですが、

知識が皆無な私にとって衝撃的だったのが次の話。

 

世界は4つの所得レベルに分けることができます。

基準は1日あたりの米ドル換算の所得。

一番低いレベル1は、1日1ドルから。

(みなさん是非自分に置き換えて想像してみてください)

ひと家族に1つしかないバケツを抱え、幼い子供達が学校に行かずに、裸足で数時間かけて泥水を汲みに行きます。帰り道拾った薪で火を焚いて、泥が混じったお粥(ポリッジ)を食べます。彼らが人生で口にしたことがあるのはこの泥の入ったお粥だけです。家族が病気にかかっても、薬を買う余裕などまるでないので、一月後にはそのまま命を落としてしまう。極度の貧困状態です。

 

みなさんどうですか?このような生活をしている人は世界でまだ10億人もいるんだそうです。

先程、途上国は全体の6%と言いましたが、数字だけで考えると少ないように思っても、

まだ10億人の人がこんな時代になっても、苦しい生活を強いられているのが現状なのです。

 

ちなみに日本はレベル4にあたる、「裕福な消費者」です。このレベル4は世界に10億人います。

つまり、真逆の生活を強いられているレベル1と同じ数だけ存在しているのです。

 

私は毎日、朝起きてお腹が空いたら温かいご飯と好きなおかずを食べます。お昼ご飯は、朝にお米を食べたからお昼は麺が食べたいな、なんて考えて、友達とファミレスでパスタを食べます。帰りは当たり前のようにバスに乗って帰ってきて、学校の課題に取り組みます。お風呂に入りたいな、なんて思ったら、ボタンひとつ押してお湯が出ます。夜は雨風しのげるお家で何も考えずにフカフカの布団で眠ります。こんな生活が当たり前すぎて、深く考えようとしてこなかった今までの自分を私は本当に恥ずかしく思い、涙が出ました。

 

そうして今の私にもできることを考えた結果、ユニセフに定期募金をすることにしました。

幼い頃私はボーイスカウトで募金活動をしていた経験があり、ユニセフのことは知っていました。

ただ、私も大学へは奨学金を借りて通っている身なので、バイト代からということで多くはないのですが...😅

恩師が誇れる教え子でありたいなという気持ちもありますが、少しずつ自分にできることをやっていきたいと思ったんです。

今日のこのブログで少しでも、世界について考えてくれる人が一人でも多いことを願います。