森:こんばんは、THE MODSの森山達也です。そしてお相手は。

山:こんばんは、THE COLTS、EL CAMINOの山外です。よろしくお願いします。
今日はですね、なんと、この番組、200回目です。

森:まぁ、ね~

山:200回ですよ。毎日とかやってると1年経たずに200回になっちゃいますけど、これ週1回じゃないですか。200回って、僕ちょっと計算してみたんですけど、もうすぐ4年になりますよ。

森:何も考えてなかったね、こういう…何回とか。

山:あぁ~。どうですかね、1000回とか越えたら。しまいには2人とももうバンドとかもやってなくて…

森:この番組だけで…笑

山:この番組だけ、みたいな感じになっても、ぜひ僕を捨てないでください。

森:まぁ、やっぱ好きな音楽の話だし、好きな音楽をかけて、これもひとつのライフワークっていうかね、それで楽しく、あんまり肩肘張らずにやれてるから、俺にとっては楽しくやれてると思います。

山:これから先も、じゃあ…

森:ぜひ、よろしくってことで。

山:はい、よろしくお願いします。

森:森山達也のRock`n'Roll Dive、この番組はTHE MODS森山達也、そしてRock`n'Rollの魅力に迫る25分。毎週この時間、ゴキゲンなロックファンすべての人にお送りしていきます。それでは、今日の1曲目はこの曲です。

♪Ooh-la-la(終わりのないGAMEは続く) / THE MODS

森:改めまして、こんばんは。THE MODSの森山達也です。

山:山外です。さてですね、森さん。デビュー30周年を迎えて、まさにロックの殿堂入りを果たしたと言っても過言ではないTHE MODSですけど、ロックの殿堂と言われて思いつくのが、やっぱり、日本武道館っていうのがあるんですけど、モッズもワンマンでは…2回でしたっけ?

森:3回…ぐらい。

山:あ、3回でしたっけ。またいつか、武道館…

森:そうだね…まぁ…。客が遠いわけよ。

山:まぁ、確かに。でも今年、30周年武道館ってのも、よかったんじゃないですか、本当は?

森:んー。スタッフサイドから、『どうすか武道館?』みたいな感じはあったけど、基本的に武道館っていうのは客が遠すぎてやだなぁっていうのはやっぱり…。ちょっとコンパクトなライヴ会場のがやっててこう…リアルっていうか。

山:まぁ、モッズ的にはやっぱり、似合う似合わないっていうのは確かにありますね。

森:そうそう。

山:その…武道館なんですけど、ロックのライヴっていうのを、いちばん最初にやったのがビートルズなんですよ。

森:そうですよね

山:でもですね、このライヴが行われるまでにはいろいろと問題があったようで。

森:そうなんよね。

山:はい。武道館は日本武道振興のために作られた伝統的格闘技の伝統であり、そこでロックコンサートを行うなどとは、武道館の精神を冒涜し、日本の若者の伝統的な価値観を堕落させる、という批判もあったようなんですよ。

森:そうなんですよ。これはもう凄かった。ニュースにもなってた。

山:あ、本当ですか?ビートルズがやる前に?

森:そう。いろんな人が反対…デモするような感じで…。

山:そうなんですか。でもそれに対してですね、ポール・マッカートニーは例えば、『日本の武闘団がイギリスに来たとしても、イギリスは伝統を冒涜されたとは言わないと思うよ』ってコメントしたりとか、『ジョン・レノンは、格闘するより歌のほうがいいでしょ?』と言ったみたいなんですよ。まぁでも、とにかく、ビートルズがステージに立ったことで武道館の価値は上がってミュージシャンの憧れの場所となったわけなんですけど、森さんも武道館のステージに立ったときに、ジョンと同じ場所でやったぜ、みたいな感動ありました?

森:まぁ確かにビートルズもやったとこだし、ひとつまぁ、来たな、と思ったよ。武道館まで辿り着いたのかなっていう満足感はもちろんあったけど、とりあえずするのはステージやん?武道館だろうがどこだろうが、結局同じなんよ。そういう意味では、決してやりやすいとこではなかったっていう印象のほうが強かったね。

山:あぁ~。

森:でもね、武道館の雰囲気がいいのは、楽屋がいいわけよ。楽屋が楽屋じゃないわけよ。応接間みたいな所があって、会議室…何て言ったらいいとかね、やっぱ、日本武道館なわけよ。重みがあるっていうか…

山:例えば、入るとことかも警備とか凄かったりするじゃないですか、入口の。ああいうのもやっぱ武道館、ちょっと違いますよね。

森:ちょっと、普通とは違うね。それはやっぱり、武道館来たんだなって…

山:ですよね。

森:で、ぐる~っとまわってるわけよ。

山:そうですよね、形的に。

森:何角形か知らんけど、まーるい感じやない。楽屋に行くのに、真っ直ぐじゃない曲線を描いた廊下があって、で、部屋に入るのがさ、それはやっぱなんか悪くないね。

山:そうですね~。

森:まぁ1回はね、歌うたう人はね、そりゃ武道館立ちたいってのはあるっちゃない?

山:なんかちょっと親孝行した気持ちになりますもん。

森:それはなんとなくわかるね。

♪Rock And Roll Music(Live At 武道館) / THE BEATLES

山:森山達也が、あなたのお悩みをRockに解決。Answer of Rock`n'Roll!!
っていうことで、このコーナーではですね、番組に寄せられた悩めるメッセージを紹介していきたいと思います。まず1通目。
大牟田市のトロンさん。
まだ36歳の俺ですが、残念なことに髪の毛が少なくなってきています。もともと親父がつるつるなので諦めてはいたのですが、実際にそうなるとやっぱりショックです。でも今では開き直り前向きに考え、どこかのタイミングでボーズ頭にしようと思っています。今は増やしたりかぶったり、いろいろ技術も進歩してるみたいだけど、潔くRockにいきたいと思っています。そこで悩んでいるのですが、ある日突然ボーズ頭にしたら会社の人がみんなビックリしますよね。ボーズにする理由が理由なので、あまり注目を浴びたくないんです。注目を浴びず、何気なくボーズ頭にする方法はないでしょうか?
ということですが…

森:無い!笑

山:でも森さん、最近、昔と違ってボーズ頭、おしゃれボーズいっぱいいるじゃないですか。だから『別に、おしゃれでやってんだよ』っていう…

森:まぁでも、徐々にボーズにしてこうとか思うより…

山:あ、それはやめたほうがいいですね。
ちょっと前に韓国に行ったんですけど、デパートとか、マネキンあるじゃないですか。男の人のマネキンがほとんどのボーズにヒゲなんですよ。だからそれぐらい、多分おしゃれな感じになってると思います。

森:まぁね~

山:だから全然、そんなに昔ほど…何?なんかやらかしちゃったの?みたいな感じじゃないと思うんですよ。

森:と、思うんだけどね。でも確かに、センスによっては、おしゃれボーズというものによ?色んなパターンがあるやん。

山:わかりますわかります。

森:マルコメくんじゃないけど、そっち系のボーズっぽくなったり、あと高校野球とか。だから俺やったらボーズにするならヒゲとかさ、軽く無精系な…。あと、少し染めるぐらいな感じで。ちょいワルぐらいの発想でやったらカッコイイと思う。まぁでもこれ会社によるもんな…

山:ボーズよりも、髪染めたことと、ヒゲとかそういうので怒られそうですよね。笑

森:まぁこの辺はちょっと俺わかんないんですけど、注目を浴びたくないいうより、ドーンとかっこよくもっていくしかないんじゃないかな。

山:今は帽子とかも何でもありますから、おしゃれなやつ。

森:そうですね。

山:はい。大丈夫だと思いますよ。

森:と、思います。では2通目。えー…来ましたよ。

山:来ました。

森:恋するパンクスさん。糟屋郡の恋するパンクスさんからです。
森山隊長、山外司令官、ご無沙汰しています。以前、美容師さんに恋し、失恋し、今度はケータイショップの店員さんに一目惚れし、修理に持っていくためにケータイを壊したというメールを送った者です。遅くなりましたけど、その後の報告をさせていただきます。実はあの後、仕事が殺人的に忙しくなってしまい、それに加えて出張続きの日々でした。それでも電源が勝手に切れるケータイを使っていたら、結果、取引先と連絡が取れなかったりら上司からの緊急な電話に出られなかったりと不都合があって、な、な、なんと、出張先の鹿児島でケータイを買い換えることになりました。壊れかけのケータイが唯一、僕の生きる喜びだったのに、まさかまたケータイを壊す度胸もなく、途方に暮れていたんですが、ひらめいてしまったんです。本当に壊さなくても、調子が悪いと持っていけばいいと、6月の末、新品で絶好調のケータイを持ってケータイショップへ行きました(WILD BABY LOVEを口ずさみながら)。しかも、その日はお客さんも少なく、カウンターには彼女1人。無事彼女のカウンターをゲットしました。そして、『なんか電源が勝手に切れたりするんです』と嘘をつき、さらに、料金プランの見直しをしたいと引き延ばし作戦を決行。その間にいろいろと話をすることができたんですが、なんと、僕と同じ熊本出身だったんです。しかも彼女は映画が好きとの情報をゲット。さすがに、いきなり映画に誘うのはリスキーなのでぐっとこらえました。そして天国にいるかのような時間は過ぎ、料金プランの変更も完了。帰り際、『調子が悪かったらまたいつでも持ってきてください』と言われました(店員は普通言うけど)。次は映画に誘う予定です。頑張ります。ちなみに、彼女の名前はユカちゃんです。

山:名前言っちゃって大丈夫なんですかね?笑

森:大丈夫でしょ。

山:もう誘っちゃえばよかったんじゃないですかね?だって、映画が好きな情報までゲットしたっていう…。

森:スゴいよね。普通そんな話になんないもん。

山:ですよね。でもこれうまくいったらスゴいじゃないですか。

森:まぁうまくいったら…。てか、次は絶対映画に誘うってことで、で、結末…っていうかコースを。

山:そうですね。

森:会って、映画に行ってごはん食べたとかそういうデートのすべてを…

山:そうですね。なるべく早く誘ったほうがいいと思いますよ。

森:だね。頑張ってください。次のお便り楽しみにしてます。
それでは1曲いきます。

♪ BRAND NEW CADILLAC / VINCE TAYLOR

森:森山達也のRock`n'Roll Dive、エンディングの時間となりました。
これ多分、恋するパンクスさんね、映画館の女の子に惚れると思う。

山:『映画に行ったら、すごいカワイイ娘に出会ってしまったんです』みたいな…。ダメですよ、そんな浮気心を掻き立てるようなこと言っちゃ。…でもこういうの考えてる時がいちばん楽しいですからね。

森:まぁね。いやホント、成功してほしい気持ちと、すごく失敗してまた面白い話が欲しいっていうのが半々あるな、俺には。笑

モッズ情報

森:それでは、森山達也のRock`n'Roll Dive、また来週。お相手は森山達也と…

山:山外でした。

森:それじゃあ、バイバイ。

山:バイバイ。

♪ GARAGE WONDERLAND / THE MODS