消え行く国民民主が党大会 | 果樹園の草むしりおじさんpart2

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国民民主党は12日、結党以来初めての定期党大会を開き、"夏の参院選で与党を過半数割れに追い込む"との目標を掲げた活動方針を採択した。

衆参同日選の可能性にも触れた上で、

「まさに正念場だ。石にかじりついても勝利しなければならない」

と危機意識をにじませる。

国民民主を牽引する議員は、政権交代した平成21年の衆院選で当選した143人に属する。

政権を失った24年の衆院選で生き残った5人(玉城雄一郎、岸本周平、奥野総一郎、大西健介、後藤祐一)が結党した。

旧民主党、民進党時代は党務の表舞台に立つこともなく、国民に知られた立場ではない。

従ってさしたる批判も無いかわりに積極的な支持を受けることもなかった。

これが支持率1%という結果に表れている。

党大会を開いて威勢のいいスロ-ガンを掲げてもそのための秘策や展望があるわけではなく、所属議員の士気を鼓舞するためでしかないのは誰の目にも明らかだ。

代表の玉木雄一郎氏は党大会で、

「私はいまもがいている。でも諦めずに手足を動かし、活動を続ければ必ず次の飛躍に向けた足場が形作られると信じている」

と語ったが、こうなるともはや自己暗示の世界だ。
どこに国民が居り、国家があるのか?

玉木氏らがいかに幼稚な政治家であるかを自ら露呈しているのである。

云わば政権交代で政権の座に付いた旧民主党の内部矛盾がもたらした、憲政史に残る粗大ゴミと言えるのではないか。

もともと旧民主党は55年体制の崩壊により立ち行かなくなった旧社会党、旧民社党、プロ市民、自民党内に巣食っていた左派などが、鳩山由紀夫の「子ども手当」を原資に再結集された寄り合い所帯であり、理念や政策はバラバラでも「選挙互助会」としては共有していた政党だ。

理念と政策を持ち彼らを牽引してきた旧社会党社会主義協会の絶好のカムフラ-ジュでしかなかった。

その彼らが四分五裂した後、牽引してきた中核が結成したのが立憲民主である。

左翼過激派、北朝鮮ロビイスト、関西生コンなど東アジア左翼トライアングルの主役たちである。

玉木雄一郎氏は未だに選挙互助会意識から脱却できないから立憲民主に共闘を求める。

益々国民から遊離する行為なのだが、まったく気がついていない。

泥棒だって強盗だって詐欺師だってみなそれなりに一生懸命だし、玉木氏の言うように"諦めずに手足を動かし活動を続ければ、必ず次の飛躍に向けた足場が形作られると信じている"のである。