季節を告げるものたち | 果樹園の草むしりおじさんpart2

果樹園の草むしりおじさんpart2

ブログの説明を入力します。

もうすぐ秋。
林檎の実が膨らみ、ザクロも弾けそうに成長しています。

季節は精巧に毎年運航されるので、70年も生きていると季節の関連性が見えるようになります。

はじめて生の鮭が市場に出回ると、米の収穫の時だと分かります。生のさんまもそうですね。

炊きたての新米に最高のおかずがちゃんと準備されています。野菜も同じ形をして出回る茄子が最高に美味しくなり、お米を主食とする日本人が一番潤う季節が秋です。

そういえば栗のイガイガも膨らんで来ました。

夏を越えられない蝉たちはいま最後の力を振り絞って鳴き続けていますが、秋は忍び寄ります。

蝉の季節の終わりを告げるのが初秋のひぐらしの鳴き声です。物悲しく鳴きますよね。

ひぐらしは季節を告げる使者のように思えます。

木々の上で忙しく鳴く蝉の下で草村からコオロギや鈴虫の羽を擦り会わせる音が聞こえそうです。

このような自分の習慣的な感性があることに対して、つくづく自分自体が風土の産物であると全面的に認め、季節がもたらす喜怒哀楽を認めざるを得ません。(笑)