去年、1年間を使って、Prayers Studioでは面白い実験をしていました。

BSP(ブレインスポッティング)というのを、聞いたかたもいらっしゃるかもしれません。

 
ブレインスポッティングに興味のある方は、鈴木孝信先生のブログを覗いてみて下さいね。

http://suzuki-takanobu.com/category/brainspotting/

 

鈴木先生と、Prayers Studioで何をやっていたかというと、ブレインスポッティング(以下、BSPと表記します)で、演技力が向上するかという実験ですデレデレ

 

演技の訓練と言えば、普通に思い描くのは「アメンボ赤いなあいうえお」みたいな発声練習とか、腹筋とか?(古いwww)

もしくは、Prayers Studioでもやっているスタニスラフスキーシステムや、マイズナーテクニックなどのメソッド。

他にも、ダンスを練習したり、殺陣の訓練とか、所作とか。

 

そんな中で、Prayers Studioでは、BSPを使って演技力がいかに変化するものか、実験データをとっていました。

 

もともと、Prayers Studioが考える、目指す演技は、繋がる、伝わる芝居。

小手先の上手い芝居とは一線を画すものです。

(上手い芝居と、いい芝居については別記事にて)

 

繋がる、伝わる芝居に肝心なのは、役者個人の感情、考え。

つまり、その個人的な感情のブロックや偏った考えが演技のパフォーマンスの妨げになる可能性もあるのです。

 
Prayers Studio代表渡部は、ずっとその事に注目してきました。
そして、その為に色々なテクニックを学んだり、感情解放カウンセラーの資格をとったりと、ただひたすら素晴らしい繋がる演劇を創る為にと考えてきました。
現在のBasic1クラスなどもそうです。
もともとマイズナーテクニックを教える為のクラスでしたが、今では独自に発展してもっと俳優のコアな部分に迫るクラスとなっています。
そんな渡部が、鈴木先生と知り合い、これは!!となったのがBSPなんですデレデレ
 
では、どういう実験かというと、
Prayers Studioの 「白い象のような山並み」を題材とし、
まずは、上演。
その後BSPの施術。
そして再度上演。
その変化を計測するというものでした。
 
実際に、劇場で観て頂くパターン。
映像に撮ったものをネットで2本見て頂くパターン。
 
沢山のご協力者の方により、実験させて頂きました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございましたデレデレ
 
さて!!
その結果!!
素晴らしい効果がある事が証明されています。
 
より演技が自然になり、本人らしく、生き生きと、繋がる芝居ができるようになっています。
観た人によると、より引き込まれる演技になっているという意見が大多数でした。
もちろん、「白い象のような山並み」は何年も上演してきた作品なのでもともとの完成度も高いんですよ。
それが、一回の施術で変わったのは、すごい事ですクラッカー
 
もちろんPrayers Studioではそれだけでは済まさず、鈴木先生を酷使させて(笑)、何度も実験を行っています。
なぜか?
やはり一度の施術だとまた役者が普段の癖に戻っていくこともわかったからです。
では、何回必要なのか?
何度目で、再度劇的に変化するのか?
人によっては、効果がある場合とない場合があるのか?
それについても、引き続き実験中です。
 
もともとはフィギュアスケートに使われ、劇的な効果を出したと言われるBSPです。
他のパフォーマンスにも効果があることは証明されているようです。
今回、演劇にも確実に効果がある事がわかりました。
 
これからも、もっともっと面白い実験をやっていきたいと思っています。
ぜひ、Prayers Studioの実験にご注目下さい。
 
繋がる演劇が世界に広まっていくために、日々、実験をしていきますウインク