癌になった人のどれくらいが
緩和ケアの重要性を
教えてもらえているのか。
そして関わってもらえているのか。
告知された時から緩和ケアを…とか、
この病院ではチームで緩和ケアをします…とか、 
若い世代ほど多岐に渡ってのフォローが…とか、
色々目や耳にはしたけど。

少なくとも息子の病院ではというか、
息子は緩和ケアらしいケアは…。
専門病院なのに。
もうこれ以上の治療はないけど
どうしたいですかと言われ、
緩和ケアの話を聞きたいと言ったら
緩和の医師からいきなり緩和病棟への
入院方法と看取りの話をされた。

全てが最初から投げやりだった気がする。
若い患者や、息子の病気を経験した事が
ほとんどない医師だったと思う。

今さら言ったところでどうにもならない。
それでもいつかは、どれほど心ない対応だったか
どこかに記さずにはいられない。

その病院から見切りをつけられた後、
息子も私達も必死になってあちらこちらに
助けを求めた。
セカンドオピニオン、様々な本やネット、
アメブロから得た情報を辿って探した
医師や病院。
皆驚くほど向き合って下さった。
労りの言葉に涙がこぼれた。

そして今、心ある医療者の方々が
息子の為に手を尽くしてくれている。
それでもまだ体の痛みは取れても、
心の痛みは取れない。
ただでさえ病気自体で大きなダメージを
受けたところへ、更に傷つけられたから。

どうか少しでも心が救われますように。
今、あなたの為にたくさんの人が
力を貸してくれているから。