分娩時に、右上肢分娩麻痺となった娘の右腕回復についての記録です。

ここ数年で出産された方で、私のブログをみて参考になりましたとメッセージをくださった方がいて、慌てて近況を書いています。

保育園では年長クラスになりました。身支度は自分でできるようになり、右腕の不自由さで困っている様子はありません。

できていること
◾️靴や靴下を履く
◾️服の脱着
◾️鞄に服を入れる
◾️水筒を両手を使って開閉する
◾️腕を振って歩く、走る
◾️自転車に乗ること


苦手なこと
◾️対面に座ったときに、右手で物を渡すとき、伸ばすがきつそう
◾️腰に手を当てるには左手の介助が必要
◾️お絵描きするときに、右手のひらが上向きになる、何度声かけしても右手のひらを机に添えることは難しい
◾️右手で左脇を触ることがきつそう、ほんの少し触れられる程度
◾️食事の時にお茶碗を右手で添えるのが疎かになりがち
◾️鉄道で前まわりをするときに、握り方が左右バラバラになり、鉄棒を上から握るのが難しいようです。

一月に五歳となり、大阪の病院に2年ぶりに受診しました。腕の長さは左右で1.2センチ違う。
これ以上差が出ないためにも、骨の成長ができるかどうかなので、どんな動きでもいいから、右肩を動かすことをすればいいと言われ、お風呂上がりに肌着を着た後で、腕を前と後ろ回してもらうのが日課となっております。
また、2月から週一でスイミングスクールに通い始めました。腕に浮き輪をつけてプールの中に入るので肩を動かしているのかはよくわかりませんが、全身運動になるから良いのかなと思っています。

上記にあげた「苦手なこと」は彼女の怠慢でも何でもないので、注意はしてしまいますが、集中して絵がかけないなど、楽しんでいる時間を壊してしまっているなと思うこともあります。
日々の動きがリハビリとして、やりにくいことも意識してできるといいのですが、まだ幼い彼女にはそれは通じません。
でも自然とでもできている(手のひらを下にして紙を押さえている(現場を見つけたら大袈裟に褒めるようにしています。

右手の人差し指の皮膚の皮がめくれて、それが悪化し、酷くなりましたが、彼女は痛がりませんでした。
やはり、感覚神経も麻痺しており、後遺障害となっているんだと思います。
小学校に入ったら工作でカッターを使うとき、怪我をしたりしないか心配です。

神経の再生の時期は終わり、後はなんとか繋がった神経から、まわりにいかに筋肉をつけられて、可動範囲を広げるかが課題となってきます。