印象派、記憶の旅(7)ポール・シニャック | yuripapa

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転職して瀬戸内の小さな街に移り住みました。自然の移ろいが感じられるようなブログにしたいと思っています。

 シニャック「ポン=ヌフ」

 シニャック「ポン=ヌフ」部分

 シニャック「ポルトリュー グールヴロ」

 シニャック「ポルトリュー グールヴロ」部分

 シニャック「オーセールの橋」

 シニャック「オーセールの橋」部分

 

ブーケ2 その後、ポール・シニャックのように原色を隣り合わせに並置させる点描画法を確立させ、ジョルジョ・スーラらとともに「新印象派」が形成されていきます。スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」がその代表作といってよいでしょう。ヨットマンだったシニャックは港や岸辺を好んで描きました。淡いパステルのような暖色系の色彩に分解して点描しました。当時、戸外へ持ち出せるチューブ容器で化学合成された絵の具の普及や、写真技術の発展もあって、写実からの乖離が進んでいったことも印象派のすすむ方向に影響を与えました。