美容外科の流行とは? | 美容外科医のノート  室 孝明(東京&福岡 ビスポーククリニック)

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目・鼻・抗加齢医学にこだわり続ける美容形成外科医、室 孝明(むろ たかあき)のブログです。美容医療の初心者の方からベテランの方まで幅広く参考になる情報とお得情報をお送りいたします。
バランスのよいお顔作りに定評があります。

屈斜路湖ってご存知でしょうか目

今から30年ほど前にアメリカのネス湖で『ネッシー[みんな:01]』なる未知の生物が見つかったと話題になった際に、日本でもクッシー(首の長い恐竜?)が見つかったとか見間違いだったとかで話題になりました音譜音譜

すっかりクッシーの存在を忘れてしまっていましたが、あの頃はイエティ、ビックフット、チャンプ、雪男などの未確認生命体UMAの一大ブームでした^_^懐かしい
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そのクッシーがいる湖が屈斜路湖
これはクッシー饅頭

流行りはいずれ廃れていくもの、クッシーコーナーもどこかさみしげでした


さてさて美容外科においても流行り廃りはあります。

幅広の二重、タレ目、涙袋などはその代表選手ですが、これらもいずれは流行りが過ぎ去るカモしれません。そして今最も勢いのある治療が幹細胞移植を含む脂肪注入治療になります。

しかし、この治療はちょっとした疑問というか矛盾を抱えています。何かというと、脂肪はそもそもたるみの原因のひとつですが、顔の脂肪注入の場合はたるみによって凹んだ部分にあるいはボリュームを出したい部分に注入します。注入した脂肪は経年変化でまたたるんできます。で、またたるんだ部分に脂肪注入する・・・パンチ!ほんまかいな

普段仲良くさせていただいている先生のご意見ですがホントその通りです

フェイスリフトなどのたるみに対する治療に部分的に脂肪注入を併用することには大賛成ですが、それ以外では矛盾のほうが気になってしまう治療法だと言えます。

ではこの脂肪注入という治療法はダメな治療法かというとそうでもありません。額やこめかみ、フェイスラインなどたるみが生じにくい部分への注入は仕上がりも綺麗で良い方法だと思います。

私が思うに・・・

大切なのは、流行り廃りのない無難な手術をすることではなく、流行りが終わった時に元通りにまたは違和感のないところまではせめて戻せる技術のあるクリニックで手術を受けるということだと思います合格合格合格

流行りにまかせて手術してみたものの好みが変わってしまったため元に戻したいといったら無理だと言われた、よく聞く話です。

みなさん、手術を受けるときは必ず『元に戻せるのか、無理ならどのくらいまで可能なのか』を確認しておくべきだと思います。



旅の続き
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あいにくの天候でしたが霧の摩周湖はよく見えましたベル


おしまい音譜

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