中学2年生の2学期から不登校になった娘は、
3学期から別の中学校に通う事になりました。
それまで、フリースクールを見学したりもしましたが、娘は
「普通の学校に行きたい」
と言ったので、転校を決めました。
娘の意思を尊重して、
お菓子作りが好きな娘と
お料理教室に行ったりしましたが、
なんだか、
反抗的な態度。
「料理教室どうする?」と聞くと、
『どっちでもいいよ』と
🌋怒り爆発ですね。
で、その他にも同じような事が続き、
娘の好きなイラスト教室に入会。
数ヶ月通いましたが、
新しい学校も始まり、
通わなくなりました。
その頃私は外部のカウンセリングを受けていました。
先生に転校までの一連の流れを話すと、
「また、もう一回不登校になるかもしれませんね」
と言われたのです。
その時、私は少しムッとしてしまい、
『何故ですか?本人が行きたいと言ったんですけど』
って
すると先生は
「不登校の子は、不登校になる前から
かなり疲れています。そしてその充電は
短くても、半年以上かかるのが大概です。
なので、ここで無理をすると長引く可能性がありますよ。」
と。
実際その通りになり、ゴールデンウィークからは
不登校どころか、引きこもりとなって、
8ヶ月誰とも顔を合わさない状態となったんです。
出てきた、娘は肩の長さだった髪が、
腰まで伸びて、白髪が混じっていました。
テレビもない、携帯もない部屋で物音1つ立てずに8ヶ月何を思い、どれだけ悩んだのか。
娘が行くと言ったので、
これはこれでよかったと思います。
その後1日も学校に行かず、
卒業した娘ですが、
その中学校では、友達が2人できていて、
今もたまに遊んだりしています。
学校に行かない時も、友達がたまに家に来てくれたり、メッセージを書いてくれたり、
会う事はその時はなかったのですが。
ずっと顔を合わさなかった間に私の
誕生日がありました。
早朝に家を出て、どこかで買ってきたケーキがありました。手紙と。
娘が学校に行く事を喜び、
制服を買いに行った私。
楽しく送り出そうと、明日は朝ごはん何にする?
とテンション上がる私。
この事が、疲れた娘にどれだけプレッシャーをかけていたことか。
私のために行きたいと思ってくれてるんです。
でも、疲れて
何も考えられないのに、
さらに学校へ行って、日々課題が出る。
課題を終わらせるのもやっとなのに、
学校では当てられたり、発表させられたり、
次から次へとやる事を押し付けられ、
それをせずに行くと惨めになる。
そこで、私は自分が間違っている事に
気付きました。
私休ませてあげれてないと。
そして、引きこもりの8ヶ月
丸々出てこなかった2日間以外は一切
声をかけず、待ちました。
(さすがにノックすると、ガサガサ聞こえたので💦)
いつまで続くがわからない不安の中
待つと決めたんです。
そしたらある時出てきました。
出てきてからは
「コロナ離婚とか、みんな甘いなぁ。
私なんて引きこもりのプロやよー🤣」と
笑に変えてくれて、一切反抗することもなくなり、顔も元に戻って優しい顔になっていました。
いつまで休むかも本人に決めさせてあげるのがいいと思います。
そして、元気が出てくると少し、予兆が見えます。
私の誕生日ケーキのように。
それでも待ちます。
そして、出てきて娘が言った
「もう2度と引きこもりたくない」
「普通に学校行って友達が欲しい」
その言葉が出てくること、そう思うようになった事が
大切なんだなと思います。