8月9日はシンガポールの独立記念日である、ナショナルデーです。
今年で独立44年目という、まだ若い国なんですよ。
今日ご紹介するCDは、シンガポール人のシンガーソングライター、マルチ・アーティストであるディック・リーが故国にまつわる自作曲や、すでに知られているマレーや中国の歌などを、ポップにアレンジして歌った、楽しいCDです。
ディック・リーは、たぶん私の世代の方で、ワールド・ミュージックやアジアン・ポップスなどに親しんでいた方なら、知っているかと思います。
このCDの写真だと、どこのオジサン???? といういでたちですが、裕福なペラナカンの家系に生まれた彼。
こちらのハイソな分厚い雑誌のソサエティ欄などでは、各種パーティで、それなりにおしゃれなスーツなどで決めている姿が、良く見かけられます。
(ご存じない世代の方に、ご説明すると、いまから20年ほど前に、アルバム「マッド・チャイナマン」で、日本デビューし、一部のマニアを作り出したことで有名です。ちなみに、お父様はペラナカン協会の会長で、ペラナカン・ミュージアム の1階にも確か、写真とお言葉が展示されていたような記憶があります)
最近では、ミュージカルの作曲にも力を入れていて、当地の国立劇場である、エスプラネード・シアターのオープン時には「フォービドン・シティ(紫禁城)」という作品が高く評価されました。
さて、CD「シンガポップ」ですが、
在星の方には、ピン!と来るものがあるかと思いますので、曲名をいくつかあげてみます。
Singapura
Little India
Orchard Boulevard
Singapore Nights
などなど・・・
特に「シンガプラ」は幅広く親しまれた曲で、ナショナルデーの式典やパレードでも、定番の曲ですが、かなりポップな仕上がりになっていて、我が家では、みんなのお気に入りです。
今度の日曜がナショナルデー、久々にこのCDを聞いて、気分を盛り上げてみようかなあ。