シンガポールの国土は東京23区と同じくらい、
端から端まで車で行っても1時間程しかかからない、小さな国です。
今朝の地元英字新聞、「ストレイツ・タイムズ」に、
シンガポールの食物自給率のデータが出ていました。
シンガポールの主な産業は、製造業、観光や金融などのサービス業が中心だということは、この南国の小さな都市国家に住んでいれば肌で感じることですが、実際にどのくらいの農業が、国内にあるのか数字で見ると、おもしろいことがわかります。
農地は、国土の3%、食物自給率は、野菜の7%、魚介類の4%、卵の23%、がそれぞれ国内産で、肉類にいたっては100%が輸入もの。
輸入先は、世界中にわたるのですが、トラックで陸輸送できる、お隣のマレーシアが筆頭に上げられます。
この食物自給率の低さを見ると、シンガポールが外交政策に長けているのは、当然。そうでなければサバイバルできないことが実感できます。
ちなみに、日本の自給率も年々下がっているのをご存知ですか?
1965年(昭和40年)には73%だった、食料自給率が、2008年(平成19年)には、40%に落ちています。
以前、身土不二のエントリー でも書きましが、その季節に身のまわりで取れた食べものをなるべく食べることが、健康のためには良いという考え方があります。
それに沿って、シンガポールでの食生活を考えると、100%国内産は不可能でも、なるべく近隣諸国の食物を選ぼうということになります。もちろん、日本の季節の味や洋食も食べたいので、いつもというわけにはいきませんが・・・。
せめて、基本的な野菜くらいは、シンガポール産のものをと心がけ、
バイオダイナミック農法によるオーガニック野菜の宅配を週1回とっています。
シンガポール北部にいくつか農場が集まっている地域がありますが、
グリーンサークル農場も、その1つ。
一度見学に行った時には、シンガポールでここまでこだわってバイオダイナミック農業をしているなんて、エライ! と思ったものです。人参やりんご、シンガポールで取れない作物については、タイや欧米のオーガニックのものを独自に輸入しているようです。放し飼いの卵なども、街中のスーパーの有機コーナーで買うより、お値段もお買い得です。
在星の方、ぜひ一度お試しあれ。
エコ・ファーム グリーンサークルのオンライン注文はこちらから。
http://www.greencircle.com.sg/
バイオダイナミック農業 とは?
http://nqj.movie.coocan.jp/mikuni/nouen/ronbun/bd_agri.html
http://www.arigato-h2o.net/archives/2005/08/post_208.html