ダイエットという名はついていますが、
痩せるためのダイエットというよりは、
”心身ともに健康な生活のための食べもの&生活入門”という感じのシリーズです。
著者の横森理香さんは、
初めは子宮筋腫をきっかけに、玄米生活に食生活を変えたそう。
1巻目では、かなりストイックな玄米菜食
2巻目では、妊娠・出産をへたことにより、
少しゆるやかな玄米菜食 + ときどき肉魚もO K、というスタンスへ変わり
3巻目では、「横森流マクロビオティック」という副題で、厳しすぎないマクロビを紹介しています。
その3巻より、
「横森流マクロビオティックのお約束」
を見てみると、これだったら自分にもできるかも、
と思える方が多いのでは。
①体のリセット期には玄米ごはんを食べる
②無添加、無農薬のオーガニック食品を選んで食べる
③肉、大魚はなるべく食べない
④油はできたら一番しぼりものもを
⑤野菜中心の食生活を心がける
⑥お料理は疲れていないときに楽しんでする
⑦体の声を聞いて今日の献立を考える
⑧ゆっくり、ちゃんと味わう心の余裕を
⑨消化の悪いときは無理して玄米を食べない
⑩早寝早起き、適度な運動を心がける
全3巻を通じて、私が最も共感したフレーズは
「考える」より「感じる」ココロとカラダを取り戻そう!
文庫本ですが、カラーのレシピもたっぷり。
第2巻の第3章 ”ゆるやかなエクササイズでナイス体型と健康を維持!” では、
ヨガ、ピラティス、ベリーダンス、気功の紹介も。
ヨガの項、横森さんの意見全てに同意できるわけではないものの、
大枠では納得のいく内容です。
(”ヨガも毎朝飯前にやるとなったら、教室なんて通っちゃいられない”という気持ちもわかりますが、
実際は、レッスンに通うことも、家での練習も、どちらも大切ですからね)
筆者の語り口はときには辛口なので、好みが分かれるところですが、
読み物としてもおもしろいと思います。
「地味めしダイエット」シリーズ
地味めしダイエット3 横森流マクロビオティック編 (知恵の森文庫)