カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-新・自分で治す冷え性


                 新・自分で治す「冷え症」 (マガジンハウス文庫 た 1-1)



日本では立春を迎えたとはいえ、2月は一番寒い時期でもありますよね。


シンガポールに住むようになってからは、

手足が冷えて靴下をはかないと眠れない、

などということは、さすがに無くなりましたが、

わたしは、子供の頃から血の巡りが悪く、20代の頃は相当な冷え性だったと思います。


ここ常夏の国でも、ビルの中はエアコンがガンガンに効いていて

日本の夏もそうですが、かえって冷えてしまう女性も多いようです。


この本の著者、鍼灸師である田中美津氏によると、

東洋医学の考え方では、


「冷えは万病の元」


とくに女性は絶対にカラダを冷やしてはいけないそう。


ミニスカートにサンダル、素足でエアコンの中に長時間いるなんて、もってのほか!

だそうです。


「冷え性」 は西洋医学の考え方では、病気ではないので

自分で冷えていることを自覚し、

日常生活で気をつけていかないとダメです。


この本では、第2章 ”生活の冷え度チェック” と

第3章 ”症状別冷え度チェック”

のあわせて27の質問にそって読み進めるうち、

自分の体質や冷え度、その理由さらには対策などが理解できるようになっています。


わたしが東洋医学に最初に目覚めたのも、この本のおかげ。

当初は単行本でしたが、

いまは文庫になり、手軽に持ち歩けるようにもなりました。


とくに、わたしが田中氏の本で楽な気持ちになれたのは、

最後の第4章を読んでから。


”自分でできる冷え養生法の基本”という

全体のおさらいのページでは、


1) 冷えは入ったら抜けない、積み重なって大病の原因になる

   ということを頭にシッカリとインプットする。


2) 四季を通じて、冷たい食物、からだを冷やす事柄はできるだけ避ける。


・・・・・という具合に、全部で15項目並べてありますが、


その直後に、 


養生を長続きさせるコツは、


① パーフェクトを目指さない。

② 習慣にしてしまう。


と、言い切ってくれるところで、ほっと肩の力が抜けます。


そろそろ冷え性、何とかしたいと思っている方に、

できるところからスグ始められる具体的アドバイス満載の本書、お奨めします。




この本がお気に召したら、こちらもどうぞ。


ぼーっとしようよ養生法―心のツボ、からだのツボに…東洋医学 (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)


カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-ボーっとしようよ養生法

女性だけでなく、男性や子供用には、こちらを。



心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I) (集英社新書)


カラダをのばすとココロがゆるむ ~ シンガポールで YOGA ヨガをしながら考えた-心もからだも「冷え」が万病のもと