きのうは、親子で「子供のためのクラシック入門コンサート」@日本人会へ。
子供時代は感覚を育てる時期。子供だからこそ、本物に触れさせることが大切。CDやテレビではなく、生の音を聴きましょう。
これは、長女が通っていた都内のシュタイナー幼稚園の先生の受け売りですが、うちも娘が幼児の頃は、CDもかけず、ひたすら親子で童謡などを歌ってました。
時は流れ、末っ子も7歳をすぎた今、だいぶ親もゆるんできて、テレビも週末はOKになっていますが・・・。
さて、本題に戻ると、子供向けのコンサートでした。
今回は弦楽カルテット。ヴァイオリンのお2人はN響奏者の山口裕之さん(コンマス)と木全利行さんを日本からお招きして、ヴィオラは仲井先生、チェロは地元のシンガポール交響楽団のグア・ハオさん。
子供たちにも親しみ深い曲ばかり5曲+アンコール1曲で1時間弱の楽しいひととき。子供向けといっても、本物の音楽に触れることで、大人もリフレッシュできます。
木全さんによる、曲の合間のお話もわかり易くて、子供の心をつかんでました。
特に心に響いた言葉。
「音楽は漢字で ”音を楽しむ” とかきます。だから、楽しい曲ではにっこりと笑ってもいいし、悲しい曲では泣きそうなお顔をしてもいいんだよ。ワルツっていうのは、踊りの曲だから音楽に合わせて身体が動き出したくなる人もいるかもしれないね」
実際に1~2歳の小さい子たちが、身体をゆすったり、手をたたいたり、バイオリンを弾くまねをしたり・・・・・という様子を見かけると、なんとも微笑ましくて嬉しくなってしまいました。
年2~3回こうしたコンサートがシンガポールでも聴けるのは、嬉しい限り。うちの3人がヴァイオリンを教わっている仲井もと子先生の企画力にバンザイ!
最近は、うちの”3匹のコブタ”も小・中学生になり、だいぶ落ち着いて聴けるようになったので、親もゆったり構えられますが、子供が小さいうちは、少々ざわついても大丈夫という短いカジュアルなコンサートが、私自身も楽しみでした。
芸術の秋♪ (って、こちらは常夏ですが・・・) 王道を行く日曜の昼下がりでした。