突然ですが、大河ドラマの「篤姫」見てますか?


ネタバレしてはいけないと思い、このエントリー再放送が終わるまで自粛してましたが、宮崎あおい演じる篤姫が、故郷の薩摩を離れ、江戸で徳川の人間として生きていく決意を、ふるさと縁の大切な品々を大奥の中庭で燃やすことで表明する、という今週のエピソード。


これが私の涙腺のツボにピッタリで、テレビの前で年甲斐もなくウルウルしてしまいました。色々と自分と重なるところが多くて・・・。


もちろん当時の薩摩と江戸の距離は、ネット時代である現代の日本とシンガポールと比べられないほど、心理的にはもっと遠かったことは承知ですが、どうも私は”故郷を離れて生きる”というシチュエーションに弱いようです。これが涙腺のツボ①


例えば、落ち込んだ時に私が繰り返してみる定番として、「愛と哀しみの果て (原題は”Out of Afrika アフリカの日々”」という映画があります。全編アフリカロケの景色や美術が美しく、若い頃のロバート・レッドフォードとメリル・ストリープがはまり役なのですが、必ず号泣してしまうシーンがあるのです。


それは、ケニヤで女手ひとつで営んでいた農場を火事で失い、せめてそこに住む原住人たちに新しい居住地を探したいと考える主人公カレンが、新任の英国領事に自分の伯爵夫人という地位も誇りも捨て、ひざまずいて訴えるシーンです。


「ケニヤは女にとって住みにくい土地です。自分の財産は失っても仕方がないが、どうか彼らに新しい居住地を約束してください」



涙腺のツボ②は、”親子が離別や死別する”です。とくに子供が親より先に死ぬシーンがダメ。


ジョニー・デップが「ピーターパン」の作者を演じた映画 「ファインディング・ネーヴァーランド」 という話も、ピーターパンのモデルとなった少年の母が死ぬシーンなど、一緒に行った人たちは平気なのに、一人で号泣してました・・・。


普段の私は昔から、わりと落ち着いて見られることが多く、感情の波を表に出さないほうなのですが、悲しい映画や本にはメッポウ弱いのでした。そういう意味では、最近読んだ「八月の蝉」という小説も、ツボにはまりまくりでした。


ここまで読んで、このエントリーこのブログのテーマと無関係のようですが、泣くことは大声で笑うことと同様に、ストレス解消になるんですよね~。 ・・・と、なかば強引に ストレス退治法!  につなげておきます。




愛と哀しみの果て (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】
¥3,990
Amazon.co.jp

ジョニー・デップ/ネバーランド
¥3,990
八日目の蝉/角田 光代
¥1,680
Amazon.co.jp