ヨガ・インストラクター仲間で食事の時は、ヴェジタリアンの人もいるのであまり肉っぽいものを食べないことが多いのですが、私自身は菜食主義者ではありません。肉も魚も、お酒も程ほどにたしなみます。
でも昔からヴェジタリアン料理には、興味があります。
思えば私の原点は、18~9歳の時に手にした料理の本です。
1986年発行当時は、今のように玄米食とかマクロビオティックなどが一般的でなかった頃ですが、すでに料理本オタクの兆しを見せていた私の心に、この本は何か響くものがありました。今でも、そうですが、レシピの羅列という本は好みではなく、読んでおもしろい料理本が好きです。写真がきれいならば、なお嬉しいですが、字だけの料理本も嫌いではありません。
独身の頃に料理に目覚め、元々くいじが張っているので美味しいものを食べるために料理を独学したものです。大学時代、下宿先に近いところに、料理の抜群に上手い伯母の家があったので、見よう見まねでレパートリーを倍増。
その後、和洋中など一般的な料理以外にも、ヴェジタリアン料理をはじめ陰陽料理やマクロビ、玄米食、などなどいろいろ試しました。料理教室には通ったりはしていませんが、武鈴子先生の”日本型薬膳”の講座は季節ごとに計5回行ったかと。
今は、家族もいるし、ほんとうにふつうのごはんです。和食ありパスタあり、子供の好きなハンバーグもあり。
でも、魚と肉と迷ったら、魚、または野菜料理にする。穀物や豆腐をはじめ豆製品をたくさんとる。肉も美味しくて安全なものを時たま食べる方が、身体にも家計にも優しいし。 オーガニックの肉は目が飛び出るほど(大げさか?)高い! まあ、夫はお昼に肉々しいものを食べているようですが・・・。
最後に、この鶴田さんの本から引用します。
食べることは(中略)個人的なことであるのだから、一般論だけでにたよっていてはいけない。からだに細かな配慮を払いつつ、からだが必要とするたべものを不足なくあたえるのが、からだの持ち主である私たちの義務であり責任だろう。
”誰もがたべていたベジタリアン料理”より
「ベジタリアン・クッキング 大地の香り 四季の味 」 による
そして、言うまでもないことですが、「食べる」ことは家族や友人と食卓を囲むことで、時間を共有する楽しい場であることも、忘れたくないものです。
鶴田さんのこちらの本は古い農家を改築したお宅の写真が素敵。
田園に暮らす -Living the oraganic Life