怒っても、憎んでも仕方ないよ。 『フランス人ってそういう人間性なんだよ。』 日本人とは絶対的に違う。

話が噛み合うはずが無い。

それは日本にいた時からずっとそう。

彼女は6年間ずっと『我慢』していただけ。

フランスに帰ったら『我慢』する必要が無くなった。

だから、僕を家族の中から排除した。

そういう事を『平気で』選択できるんです。

フランス人は。

国際結婚は大変。

そうだね、その言葉、そのまま僕に伝えよう。

僕は日本で結構、家族のために頑張ってきた。

彼女が望むことがあれば出来る限りは応じてきたつもりだ。

日本で彼女と生活する上で色々と大変な申請等だって調べてやってきた。

婦人科、産婦人科、甲状腺の病院、やたら病院に通う彼女に、できる範囲内では付き合った。

休みの日は買い物にも行ったし、旅行だって沢山した。

でも、川崎競馬の仕事では休みはそんなにもらえない。フランスの感覚と比べられても僕も困る。

だから、2014年1月、結婚をしたあとにフランスに早く帰りたかった。

栗林厩舎を辞め、池田厩舎で働いていた、競馬の仕事はやり甲斐もあったし面白かったけど、そこに僕の夢は無かった。

誰が好き好んで朝の2時から仕事をしたい?

川崎競馬を辞めたかった。

それなら僕は、信楽に帰りたかった。

でも、彼女が言ったのだ。 『私はまだ日本の生活がしたいわ。川崎の生活が楽しい。アルバイトの仕事も面白いし。信楽?いやだ。あんな何もない所。日本の都会の生活がいいの。』 僕はその意見を尊重しただけなのに。

彼女はその事実、覚えていないのかな?

だから、僕は川崎でのやり甲斐を求めて、丁度その時に開業する期待の新調教師とやっていこうと決めたのに。

僕は仕事が生き甲斐の人間だ。

妥協で仕事したくなかった。

やるからには。

そう思って、新しい職場に不満を抱きながらも、一生懸命、葛藤しながら頑張った。

それが家庭がめちゃくちゃになったと言うなら、もうしょうがない。

フランスに帰れば大丈夫だと信じて帰ってみたら、ひたすら、彼女からネチネチと言われる日々。

前向きの僕をどうしてそこまで落としこもうとするこの女は?

お酒飲みすぎ、私に興味ないでしょう?、全然楽しそうじゃないじゃん

ずるいなあ、そんなに離婚したかったのなら、フランスに帰る前に切り出してくれれば良かったのに。

フランスに来て、日本での生活、全て片付けて、沢山仕送りしてから、ネチネチと精神的に攻撃してきて、『私の家から出て行って下さい。』それは無いよね?

酷すぎるでしょう。

なんで念願叶って家族とフランスでの生活が始まると信じて意気揚々と愛犬連れてフランスに渡った。

僕の人生はどこで狂ったの?

僕、何か間違ったことしたのかな?

間違いがあるとしたら、きっと結婚相手だよね。

大きく誤った。

僕は、日本での生活で彼女を大いに傷つけていたらしい。僕からしたら、自己責任でしょ?と言ってやりたいが。

それはそのまま、僕にも当てはまる。

彼女のおかげで僕は、今とても深い深い傷を負った、そして、家族を失った。

でも、それは自己責任だ。

彼女のせいではない。

どのように前向きに現状を受け止めようとしても、自らをいたずらに傷つけるだけだ。

人生をリセットなんかはできない。

息子の存在は一生、僕についてまわる。

世界で一目置かれるホースマンになるという夢を繋ぐのなら、ここは人踏ん張りだ。

僕は自分を今とは違った角度から見つめて動かしていかなければいけない。

自分の心を殺すに殺しきれず、酒浸り、不満を漏らす事ができる人がいないから酔っ払った勢いでfacebookに投稿する毎日。

そこからは抜け出せた。

それでも、やはり、、、、。 もうひと踏ん張りだ。

大丈夫。

頑張れる。

頑張らないという方法で。