クリストファーノーラン監督の新作「オデュッセイア」を観てきました。
これはIMAXレーザーGTで観たいと思い、池袋のグランドシネマサンシャインで席を予約しました。スマホで予約解禁の21時から予約ボタンを押すも「ただいま混み合っております」の表示にめげずに連打しまくって、ようやく後ろの席を確保できました。
マットデイモン主演で「オデッセイ」という火星から地球に帰る男の映画がありましたが、「オデュッセイア」ではマットデイモンがトロイ戦争を終え母国に帰ろうとするも、彷徨ううちに10年もかかってしまうというお話になります。
ブラッドピット主演で「トロイ」という映画がありましたが、当初はノーランが監督をやる予定だったようです。しかしワーナーが別の監督に依頼する事になり、ノーランはバットマン三部作をやる事になります。このシリーズが大ヒットしてヒットメーカーの仲間入りをすることになるのですが、二十年の時を経て、またトロイ戦争をモチーフにした作品を作るとは、よっぽどやりたかったんでしょうね。
この作品で特筆すべきは全てIMAXの70ミリフィルムで撮影されてます。(通常は35ミリフィルムと併用されている)今まで欠点であった駆動音で会話が聞き取れないという問題も静音カバーをつける事で解決できたようです。
出演陣もマット・デイモン、アン・ハサウェイ、トム・ホランド、ロバート・パティンソン、シャーリーズ・セロンと豪華です。
そんな中、「インセプション」に女優として出演していたエレン・ペイジが、この作品では男優のエリオット・ペイジとして出演してます。しかもストーリーのキーとなる重要な役回りで。
ギリシャの古典なのに出演者がギリシャ人は皆無で多国籍な俳優を採用していると批判を受けてますが、映画を観た後だと、これは古典を現代的に解釈し直したものなんだと納得します。
過去を語っているようで現代を風刺しているからこそのキャスティングなんでしょうね。
ストーリーはノーランらしく、オデュッセウス、妻のペネロペ、息子のテレマコスの三つの視点で過去と現在を交互に見せるという展開で、トロイア戦争の後、ポリュペモス、巨人族、キルケの魔女、セイレーンなどと遭遇していきます。そこには英雄譚的なものは無く、トロイの木馬を考案し、トロイアが崩壊したことで、オデュッセウスはどこか罪悪感に苛まれ葛藤している。それは神の加護が解けて混沌の道を歩み始めた人類を現しているのかもしれない。神の掟を破った男が旅の果てに見たものは…。
IMAXの大画面で見た映像は圧巻でした。
また見に行こう。




