「オブセッション」を観ました。
低予算ながら口コミで話題が広がり大ヒットした注目作。
監督はカリー・バーカーで、これが長編デビュー作になります。それまではYouTubeのコメディ動画やホラー短編をやっていたという。
ジャンルとしてはホラーになると思いますが、予測不可能な話運びや表現が独特で、強烈な印象を残します。
内向的なベアは、恋心を寄せるニッキーと距離を縮めたいという思いから、一つだけ願いを叶えてくれるという柳の枝「ワン・ウィッシュ・ウィロー」というアイテムを購入する。すると、急にニッキーがベアに接近してきて、恋人のように振舞い始める。最初は普通に恋愛関係になり、同棲していくのだが、次第にニッキーの異常行動に振り回されて、ベアは想像を絶する惨劇にのみこまれていく。
便利なアイテムを手に入れるものの、自分が思ったようにならず悲劇的結果になると言う展開がリアルなドラえもんという感じ。
ニッキーは何かに憑依されたようにみえるのだが、詳しい説明は無く、時々、正気のニッキーが現れるところが怖い。「ワン・ウィッシュ・ウィロー」の製造元に問い合わせするものの、「願いのキャンセルは出ません」との返答。
ここからの展開は普通なら霊能者とかエクソシストを呼んで悪魔払いをしてもらうとかして彼女を救おうとするだろうが、ベアはヘタレなので、そういうこともできない。ただただ彼女の行動に戸惑うだけなのだ。
予測のつかない展開で緩急のある演出は見事です。
