プレデター バッドランド | やまちゃんのホビー日記

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『プレデター:バッドランド』を観ました。
プレデターといえば、やはりシュワルツェネッガー出演の第一作がいちばん好きなのですが、今回は“狩る側”と“狩られる側”の立場が逆転するという新しいアプローチが面白かったです。
アンドロイド・ティア役のエル・ファニングは上半身だけの状態で登場し、そのティアをプレデター(デク)が背中に抱えて荒野を旅するという、まさかの珍道中もの。二人の掛け合いは意外にも軽妙で、作品の魅力のひとつになっています。
今回のプレデターはサムライ的な要素が強く、邪悪というより任務に忠実な存在として描かれているため、主人公としてもあまり違和感がありません。悪役が主役に転じる構図は『マンダロリアン』にも通じるものがありますね。
ティアはウェイランド・ユタニ社製アンドロイドという設定で、『エイリアン』シリーズと世界観を共有している点もファンには嬉しいところ。パワーローダーのアップデート版が登場するシーンは、思わずテンションが上がりました。
物語はバッドランドに潜むモンスターとの戦い、さらにはウェイランド・ユタニ社との対立と、飽きさせない展開が続きます。ティアと同型のアンドロイド・テッサも登場し、こちらも同じくエル・ファニングが演じ分けています。おしゃべりで愛嬌のあるティアとは対照的に、テッサは冷静かつ無表情で、敵として二人をじわじわと追い詰めていくのが印象的でした。
アクションにも工夫が凝らされていて、シリーズとしてまた続編が観たくなる、満足度の高い一本でした。